コメント
ディレイでもこれならGJ!
(
吉法師
)
2010-09-21 21:11:34
内山は期待通りの圧勝劇、相手のムクリスが思っていた以上の好選手で、世界戦らしい試合展開になり、圧勝ではあるがミスマッチでは無かった。左ジャブは相手の右ガードの内側から、右は空間を大きく使って思い切り振り抜く位置取りの上手さが今日も存分に発揮されていました。
小林弘以来のレベルと言えそうな攻防技術の高さに加え、平仲、浜田にも匹敵する一発で根こそぎ持って行く豪打もある。近い将来の防衛戦であたるであろうもっと上位の選手に対しても、同じボクシングが出来るようであれば、期待はもっと大きく膨らんできますね。相手があのリナレスでの今の内山ならKOできるのではないか。
ここ数戦での西岡利晃と言い、安定感抜群で世界レベルでも確実に通用するであろうチャンピオンが現在の日本に居る。フェイクが幅を利かそうにも、本物の輝きには到底敵わない事を満天下に示すかのように。
幾度か後楽園ホールで生観戦したなじみの選手だけに、河野の試合には感情移入してしまいました。フルラウンドの放送ではなかったのが少々残念でしたが。
河野は自分らしく戦って敗れた、良くも悪くもこれが河野のボクシング。最近の試合で多かった前半苦戦~後半追い上げて逆転、のパターンだったが、そこに至るまでの失点が多すぎた。
vs名城の時にも感じましたが、対戦相手が「とにかくあのマシンガンラッシュをさせない事」という河野対策を良く研究していた(名城は打ったらクリンチ、ロハスは距離をとって絶えずに動く、の違いはあるが)と言えるでしょう。試合開始のゴング直後にラッシュを仕掛け、先制のダウンを奪って主導権を握ったvs菊井(2)の時のように、開始直後から乱戦に持ち込む戦法を取った方が良かったかも知れません。
しかし、12Rは熱くなりましたね。日本人ボクサーがポイントアウトされて負ける時って、最後まで何も出来ずに翻弄される事がほとんどですが、最後に見せ場を作ってくれるとは。ロハスの腰を落とさせた右フック、あの時ロハスも右フックを振って来ており、僅かに河野の右が早く入っていましたが、相打ち覚悟で攻めた勇気がチャンスを呼び込んだのではないでしょうか。確かに一流とそうでない者の差を感じさせる試合ではありましたが、輪島功一さんが言っていた「負けるにも負け方ってのがあるんだ」に照らし合わせれば、表現は変ですが「良い負け方だった」んじゃないかな?と思いました。
一流でも二流でも無くて良いじゃないか、三流には三流なりの魅せ方があるんだ。河野選手、お疲れ様!
テレ東の放送ですが、最初に福原vsダナダの強烈なKOシーンでボクシングの凄みを見せ、河野vsロハスではラウンドカットはあったものの、ロハスの技巧に翻弄されながら決して諦めずに、最後にビッグチャンスを掴みかけた河野の男らしい戦いを見せ、最後に内山の「これがチャンピオンのボクシングだ!」を見せて締める。ディレイを逆手に取り、なおかつボクシングの魅力・面白さを損なわない上手な放送のやり方だったと思います。この局にはボクシング愛、ひいてはスポーツに対する理解の深さが感じられますね。
ホントによかった中継ですよね
(
こーじ
)
2010-09-21 23:58:46
>吉法師様
TV東京はホントに良心的な中継をしてくれますね。
まさか福原戦を中継してくれるとは思いませんでしたよ。
河野は もう1発当たっていれば分からなかったのに
惜しかったですね。
どうしても内山の詰めと比べてしまいますよ。
まぁ河野が勝ったら件の兄弟が挑戦表明するのでしょうが、ロハスに挑戦する事はまずないでしょう。
こうなると内山ーリナレス戦を見たくなりましたね。
国内限定ではもったいないので、ぜひともアメリカ進出をして欲しいです。
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小林弘以来のレベルと言えそうな攻防技術の高さに加え、平仲、浜田にも匹敵する一発で根こそぎ持って行く豪打もある。近い将来の防衛戦であたるであろうもっと上位の選手に対しても、同じボクシングが出来るようであれば、期待はもっと大きく膨らんできますね。相手があのリナレスでの今の内山ならKOできるのではないか。
ここ数戦での西岡利晃と言い、安定感抜群で世界レベルでも確実に通用するであろうチャンピオンが現在の日本に居る。フェイクが幅を利かそうにも、本物の輝きには到底敵わない事を満天下に示すかのように。
幾度か後楽園ホールで生観戦したなじみの選手だけに、河野の試合には感情移入してしまいました。フルラウンドの放送ではなかったのが少々残念でしたが。
河野は自分らしく戦って敗れた、良くも悪くもこれが河野のボクシング。最近の試合で多かった前半苦戦~後半追い上げて逆転、のパターンだったが、そこに至るまでの失点が多すぎた。
vs名城の時にも感じましたが、対戦相手が「とにかくあのマシンガンラッシュをさせない事」という河野対策を良く研究していた(名城は打ったらクリンチ、ロハスは距離をとって絶えずに動く、の違いはあるが)と言えるでしょう。試合開始のゴング直後にラッシュを仕掛け、先制のダウンを奪って主導権を握ったvs菊井(2)の時のように、開始直後から乱戦に持ち込む戦法を取った方が良かったかも知れません。
しかし、12Rは熱くなりましたね。日本人ボクサーがポイントアウトされて負ける時って、最後まで何も出来ずに翻弄される事がほとんどですが、最後に見せ場を作ってくれるとは。ロハスの腰を落とさせた右フック、あの時ロハスも右フックを振って来ており、僅かに河野の右が早く入っていましたが、相打ち覚悟で攻めた勇気がチャンスを呼び込んだのではないでしょうか。確かに一流とそうでない者の差を感じさせる試合ではありましたが、輪島功一さんが言っていた「負けるにも負け方ってのがあるんだ」に照らし合わせれば、表現は変ですが「良い負け方だった」んじゃないかな?と思いました。
一流でも二流でも無くて良いじゃないか、三流には三流なりの魅せ方があるんだ。河野選手、お疲れ様!
テレ東の放送ですが、最初に福原vsダナダの強烈なKOシーンでボクシングの凄みを見せ、河野vsロハスではラウンドカットはあったものの、ロハスの技巧に翻弄されながら決して諦めずに、最後にビッグチャンスを掴みかけた河野の男らしい戦いを見せ、最後に内山の「これがチャンピオンのボクシングだ!」を見せて締める。ディレイを逆手に取り、なおかつボクシングの魅力・面白さを損なわない上手な放送のやり方だったと思います。この局にはボクシング愛、ひいてはスポーツに対する理解の深さが感じられますね。
TV東京はホントに良心的な中継をしてくれますね。
まさか福原戦を中継してくれるとは思いませんでしたよ。
河野は もう1発当たっていれば分からなかったのに
惜しかったですね。
どうしても内山の詰めと比べてしまいますよ。
まぁ河野が勝ったら件の兄弟が挑戦表明するのでしょうが、ロハスに挑戦する事はまずないでしょう。
こうなると内山ーリナレス戦を見たくなりましたね。
国内限定ではもったいないので、ぜひともアメリカ進出をして欲しいです。