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稀代の名将・西本幸雄 (吉法師)
2009-11-05 02:20:09
この試合のゲスト解説に、阪急の一番打者・福本豊選手が来ていました。あのノーアウト満塁になった時、福本さんは「ああ、これでやっと西本のオジイチャンが日本一になれる!」と確信し、胴上げに加わろうとまで考えたそうです。ところが結果はご存知の通り。江夏の信じられないような投球術に満塁のチャンスは一瞬にして消え去り、またしても西本さんは日本一を逃す。
「近鉄のボンクラどもが、何しとんのや!」憤懣やるかたない福本さん、西本さんを慰めようとグラウンドまで下りていったそうです。西本さんは福本さんと顔をあわせると「すまんなあ、また負けてしもうた。けどウチの選手達にはまだ経験が足らんのや、アイツ等を責めんといてやってや。」と話されたんだそうです。時には鉄拳制裁までして選手を鍛え上げた西本さん、しかしそれは「選手を良い目に会わせてやりたい」という愛情の現われだった事が、良く判る逸話です。

先だって、楽天の野村監督が、CS第二ステージ敗退後、両チームの選手から胴上げされた事が、空前の事として語られていましたが、記憶が確かなら、西本さんも監督最後の試合だった近鉄vs阪急戦の試合後に、教え子だった量チームの選手達から胴上げされていたんじゃないかと思います。

悲運の名将と言われる事に対して、西本さんは「いや、自分は8回も日本シリーズの采配を振るえたのですから、幸運な男ですよ」と答えられたのだそうです。
プロ野球ファンが永遠に語り継ぐべき名監督、それが西本幸雄さんだと思います。
 
 
 
リーグ優勝へのリスペクトが (こーじ)
2009-11-05 23:32:45
>吉法師様
 ハッキリ言ってマスコミはリーグ優勝へのリスペクトがない気がします。
 日本シリーズのような短期決戦は勢いと運で勝てますが、長期間戦うリーグ優勝は本当に実力がないとダメですからね。
 
 日本シリーズ出場8度でも十分な価値がありますよね。

 81年の最終戦でしたね、西本さんへの両チームの胴上げは。
 スポーツニュースでしか流れませんでしたが、あれは感動的な場面でした。
 
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