天川貴之 理念哲学講義録 哲学的エセー

無常から絶対無にいたる哲学の実相を平易なことばで綴り、人生に即した叡智のあり方を解きあかす。

7-2「知的生活の意義について」天川貴之

2018年06月10日 | 哲学(本文)
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あの稲盛和夫をして
こう言わしめた書籍
『精神的ジャパニーズドリーム』
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そして
『理念哲学講義録』
「更によくなっている」
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理念哲学講義録~哲学的エセー~天川貴之
第七章 知識と叡智について


第二節 知的生活の意義について

このように、知的探求をしてゆくにあたっては、
何よりも知の質というのが大切になってくるのである。
そして、真なる知を学ぶことによって、
真なる知者となってゆくことが大切なのである。
ここでいう真なる知者とは、
真に学徳のある方のことである。
かつてソクラテスが知徳合一を説いたように、
真なる知を修めれば、
自ずから真なる徳が身についてくるのである。
故に、真なる知的向上は、
真なる人格の向上につながるのであり、
真なる知を修めてゆく道は、
永遠の大道であるといえるのである。
しかし、現代においては、
非常なる知の時代であるにもかかわらず、
それらの知の奥にあるものに気づかず、
快楽追究を第一とするライフスタイルをもっている方々が多い。
しかしこれは、真なる知を、
探究する幸福というものを、
知らないからであるといえよう。
真なる知を探究することの悦びに、
一度目覚めたならば、
いかなる快楽も色あせてみえ、
知的生活に没頭されるはずなのである。
表面的な味気ない知識ばかりを読んでいると、
知的生活がむしろ苦痛にみえてくるのであるが、
本物の深き知に目覚めると、
知的生活を送ること、
知的ライフスタイルをもつことが、
何よりもの人間の幸福であることに気づくのである。
このように、真なる知的生活が、
人間の真なる幸福の源であるという観点から、
多くの方々に対して、
真なる知に目覚めることの大切さと、
真なる知的生活を送ることの大切さを、
訴えかけてゆかなくてはならないのである。
 
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