こんにちは
今回は先日行った、人吉でのワークショップ「人吉たのしいところ探しツアー」の報告をします。
ワークショップの目的は、UDの視点から人吉の観光モデルコースを作る事と、さまざまな障害を持つ方や小さな子供を連れたお母さんたちが旅行するときの工夫を聞きとって、みなさんに発信する事です。実際、終えてみるとたくさんのアドバイスを頂く事が出来、とても有意義なワークショップになりました。
さて、当日朝。素晴らしい天候に恵まれて、わくわく感も急上昇!
参加者は8名、黒川のワークショップ以来のいつものメンバーです。電動車いすユーザー、自走車いすユーザー、視覚障害の方、オストメイトの方、小さな子供、健常者。それぞれの立場で、工夫して旅を思いっきり楽しみます!
人吉の最初の目的地、神城文化の森「ひなまつり会場」に到着。神城文化の森さんは、今年からひなまつりの会場をUDに配慮する熱心な取り組みをしてくださっています。
素晴らしい会場の様子を余すことなくお伝えしますね。
この日はとても暖かい春の様な天気になりました。
会場前は広々とした駐車場があり、身しょう用駐車スペースも準備されています。
自家用での来場がメインになりますが、駐車場で困る事はなさそうです。
駐車スペースから受付まで、点字ブロックでの誘導もバッチリ!
みんなそろって、いざ出発というところで、報道各社のみなさんに今回のワークショップの説明が一通り。今回僕の仕事はこれだけ(笑)
さて、いよいよ会場入り。華やかな入り口が期待を盛り上げてくれています。会場はもちろんバリアフリー。みんな安心して楽しめます。
会場に入るとすぐに、サプライズが!視覚に障がいがある方の為に、自由に触れるおひなさまを用意して下さっていました。期間中、常設されていますので安心です。
会場責任者の垂水さんの丁寧な説明つき。
おひなさまの人形から、いっしょに飾る道具類まで、説明を聞いて、触れて、参加された村上さんもとても楽しんでおられました。
会場はとにかく広くて圧巻です。飾られているひな人形は、その数2万点。通路の幅も広く車いすの離合も楽々です。
この日は、着物を着た保育園の子供たちと合流して、華やいだ雰囲気の中楽しみました。
車いすユーザーや小さな子供たちの視線に合わせて、低い位置から展示されています。これはとっても評判がよかったですね。実際、ずっと上を見上げていると疲れますから。すぐ手元から、天井近くまでダイナミックに展示されています。
電動車いすユーザーの吉川君もこれなら首が疲れずに楽しめます。
ここで僕も、ちょっとだけお手伝い。視覚障がいのある村上さんに、おひなさまの説明をひとしきり。見た物をイメージで相手に伝えるのが、どれだけ難しいか実感しながらガイドしました。
歴史のある江戸期のものから、現代にいたるまで、人形や、道具にも明確な特徴があります。色のコントラストや顔の特徴まで、できる限り丁寧にお話しましたが、所詮は主観。難しいものです。
ここで、女性陣は、着物の着付け体験。代表の永野と大川さんの娘さんが体験しました。
永野は久しぶりの着物。UDな着物を用意して下さっていて、上下がセパレート。車いすの彼女も簡単に着せてもらうことが出来ました。
小さな子供もこの通り、あっという間の着付けで大喜びです!
会場が広いので、ゆっくり見て回ってみんなでワイワイしているうちに予定の時間をあっさりオーバー・・・・
それだけ楽しかったということで、それはそれでよしでしょう(笑)
みんなで記念撮影。はいポーズ!
ここで、お昼です。神城文化の森にはバリアフリーなレストランもありますよ。この日はそこでおひなさまの特別メニューをいただきました。同じ敷地内といえども、結構な坂を登りますので、、車いすユーザーや歩行に不安がある方は車で移動して下さいね。
テーブルの高さは、電動車いすユーザーでも対応できる高さでした。みんなで同じテーブルについて、お料理を待ちます。
期間中は特別メニューです。お弁当箱に入っているのは、食べきれないときはそのまま持って帰ったり、天気のいいときには外で頂いたりできるように、との配慮です。豪華ですねえ。
みんなそれぞれ料理をパチリ!盛り上がってます(笑)
さて、食事もおいしくいただいて、みんな満腹!元気モリモリになったところで、次の目的地へ出発!
今回大変お世話になった、神城文化の森の垂水さんにみんなでお礼をいいました。今回のひなまつり会場づくりに熱心に取り組んでいただき、本当にありがとうございました。
最後にトイレの御案内です。人吉地区には公共のトイレがあまり多くはありません。その中でオストメイト対応トイレとなると、僕たちが把握している限りでは、こちらの神城文化の森と道の駅錦にしかないようです。
今回は日本オストミー協会熊本支部の支部長を務められている前田さんに、トイレの施設を見て頂きました。
オストメイト対応便器の設置もバッチリ!とお墨付きを頂いて、さらに許可を得て緊急呼び出しボタンへの対応を抜き打ちに検証させていただきました。というのも、緊急呼び出しボタンに小さな張り紙があったからです。もしものときは、すぐ横の会場から係りの方が駆けつけてくれる、と書いてありました。この張り紙ひとつでとっても安心感が増しますよね。施設から離れているトイレは、便器や車いすから落ちた時に自力で戻れないユーザーにとって不安なものです。「大丈夫!」と言って下さっているような気がします。
結果は素晴らしいものでした。会場の事務所から、係りの方が懸命に走ってこられました。その姿を見て、本当にありがたく、心強く感じました。事情を説明して、感謝と抜き打ちの検証に対するお詫びを丁寧に申し上げました。このとき駆けつけて下さった係りの方が、自分で思いついてこの張り紙をしたとのこと。ますます頭が下がりました。現場のスタッフの方々まで、おもてなしの心が行きわたっているということですね。自信を持ってみなさんにおススメしたい、ひなまつり会場です。
トイレは、会場のすぐとなり両側に設置されていて、向かって右側のトイレにのみオストメイト対応便器の設置がされています。
時間を気にせず、ゆったりと過ごして下さい。
会場内通路には、複数のベンチが設けられていて、高齢の方でもゆっくり休みながら会場を楽しむことが出来るように配慮されています。
今後は、手話通訳ボランティアの方も、お手伝いいただけるそうですので、必要な方はお問い合わせください。
<お問い合わせ>
神城文化の森 TEL 0966-38-6606
■入館料 / 500円
参考ホームページ http://www.shinjyou.jp/bunkanomori/hina.html
大きな地図で見る
今回は先日行った、人吉でのワークショップ「人吉たのしいところ探しツアー」の報告をします。
ワークショップの目的は、UDの視点から人吉の観光モデルコースを作る事と、さまざまな障害を持つ方や小さな子供を連れたお母さんたちが旅行するときの工夫を聞きとって、みなさんに発信する事です。実際、終えてみるとたくさんのアドバイスを頂く事が出来、とても有意義なワークショップになりました。
さて、当日朝。素晴らしい天候に恵まれて、わくわく感も急上昇!
参加者は8名、黒川のワークショップ以来のいつものメンバーです。電動車いすユーザー、自走車いすユーザー、視覚障害の方、オストメイトの方、小さな子供、健常者。それぞれの立場で、工夫して旅を思いっきり楽しみます!
人吉の最初の目的地、神城文化の森「ひなまつり会場」に到着。神城文化の森さんは、今年からひなまつりの会場をUDに配慮する熱心な取り組みをしてくださっています。
素晴らしい会場の様子を余すことなくお伝えしますね。
この日はとても暖かい春の様な天気になりました。
会場前は広々とした駐車場があり、身しょう用駐車スペースも準備されています。
自家用での来場がメインになりますが、駐車場で困る事はなさそうです。
駐車スペースから受付まで、点字ブロックでの誘導もバッチリ!
みんなそろって、いざ出発というところで、報道各社のみなさんに今回のワークショップの説明が一通り。今回僕の仕事はこれだけ(笑)
さて、いよいよ会場入り。華やかな入り口が期待を盛り上げてくれています。会場はもちろんバリアフリー。みんな安心して楽しめます。
会場に入るとすぐに、サプライズが!視覚に障がいがある方の為に、自由に触れるおひなさまを用意して下さっていました。期間中、常設されていますので安心です。
会場責任者の垂水さんの丁寧な説明つき。
おひなさまの人形から、いっしょに飾る道具類まで、説明を聞いて、触れて、参加された村上さんもとても楽しんでおられました。
会場はとにかく広くて圧巻です。飾られているひな人形は、その数2万点。通路の幅も広く車いすの離合も楽々です。
この日は、着物を着た保育園の子供たちと合流して、華やいだ雰囲気の中楽しみました。
車いすユーザーや小さな子供たちの視線に合わせて、低い位置から展示されています。これはとっても評判がよかったですね。実際、ずっと上を見上げていると疲れますから。すぐ手元から、天井近くまでダイナミックに展示されています。
電動車いすユーザーの吉川君もこれなら首が疲れずに楽しめます。
ここで僕も、ちょっとだけお手伝い。視覚障がいのある村上さんに、おひなさまの説明をひとしきり。見た物をイメージで相手に伝えるのが、どれだけ難しいか実感しながらガイドしました。
歴史のある江戸期のものから、現代にいたるまで、人形や、道具にも明確な特徴があります。色のコントラストや顔の特徴まで、できる限り丁寧にお話しましたが、所詮は主観。難しいものです。
ここで、女性陣は、着物の着付け体験。代表の永野と大川さんの娘さんが体験しました。
永野は久しぶりの着物。UDな着物を用意して下さっていて、上下がセパレート。車いすの彼女も簡単に着せてもらうことが出来ました。
小さな子供もこの通り、あっという間の着付けで大喜びです!
会場が広いので、ゆっくり見て回ってみんなでワイワイしているうちに予定の時間をあっさりオーバー・・・・
それだけ楽しかったということで、それはそれでよしでしょう(笑)
みんなで記念撮影。はいポーズ!
ここで、お昼です。神城文化の森にはバリアフリーなレストランもありますよ。この日はそこでおひなさまの特別メニューをいただきました。同じ敷地内といえども、結構な坂を登りますので、、車いすユーザーや歩行に不安がある方は車で移動して下さいね。
テーブルの高さは、電動車いすユーザーでも対応できる高さでした。みんなで同じテーブルについて、お料理を待ちます。
期間中は特別メニューです。お弁当箱に入っているのは、食べきれないときはそのまま持って帰ったり、天気のいいときには外で頂いたりできるように、との配慮です。豪華ですねえ。
みんなそれぞれ料理をパチリ!盛り上がってます(笑)
さて、食事もおいしくいただいて、みんな満腹!元気モリモリになったところで、次の目的地へ出発!
今回大変お世話になった、神城文化の森の垂水さんにみんなでお礼をいいました。今回のひなまつり会場づくりに熱心に取り組んでいただき、本当にありがとうございました。
最後にトイレの御案内です。人吉地区には公共のトイレがあまり多くはありません。その中でオストメイト対応トイレとなると、僕たちが把握している限りでは、こちらの神城文化の森と道の駅錦にしかないようです。
今回は日本オストミー協会熊本支部の支部長を務められている前田さんに、トイレの施設を見て頂きました。
オストメイト対応便器の設置もバッチリ!とお墨付きを頂いて、さらに許可を得て緊急呼び出しボタンへの対応を抜き打ちに検証させていただきました。というのも、緊急呼び出しボタンに小さな張り紙があったからです。もしものときは、すぐ横の会場から係りの方が駆けつけてくれる、と書いてありました。この張り紙ひとつでとっても安心感が増しますよね。施設から離れているトイレは、便器や車いすから落ちた時に自力で戻れないユーザーにとって不安なものです。「大丈夫!」と言って下さっているような気がします。
結果は素晴らしいものでした。会場の事務所から、係りの方が懸命に走ってこられました。その姿を見て、本当にありがたく、心強く感じました。事情を説明して、感謝と抜き打ちの検証に対するお詫びを丁寧に申し上げました。このとき駆けつけて下さった係りの方が、自分で思いついてこの張り紙をしたとのこと。ますます頭が下がりました。現場のスタッフの方々まで、おもてなしの心が行きわたっているということですね。自信を持ってみなさんにおススメしたい、ひなまつり会場です。
トイレは、会場のすぐとなり両側に設置されていて、向かって右側のトイレにのみオストメイト対応便器の設置がされています。
時間を気にせず、ゆったりと過ごして下さい。
会場内通路には、複数のベンチが設けられていて、高齢の方でもゆっくり休みながら会場を楽しむことが出来るように配慮されています。
今後は、手話通訳ボランティアの方も、お手伝いいただけるそうですので、必要な方はお問い合わせください。
<お問い合わせ>
神城文化の森 TEL 0966-38-6606
■入館料 / 500円
参考ホームページ http://www.shinjyou.jp/bunkanomori/hina.html
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