江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

【76】 10/23 川崎市民ミュージアムで上映された演目(10/30加筆 主題歌のこと)

2005年10月24日 | 続・江利チエミ(初期記事・後編)
『サザエさんの青春』
東宝/1957年/カラー/スタンダード/35mm/83分
製作:杉原貞雄●原作:長谷川町子●脚本:笠原良三●監督:青柳信雄●撮影:遠藤精一●照明:西川鶴三●音楽:内藤法美●美術:北猛夫+清水喜代志●録音:保坂有明

●配役    
磯野サザエ ................  江利チエミ
磯野ワカメ ................  松島トモ子
磯野カツオ ................  白田肇
その父親 ................  藤原釜足
その母親 ................  清川虹子
ノリオ君(磯野家の居候) ................  藤木悠
フグ田君(サザエの恋人) ................  小泉博
ノリスケ君(サザエの従兄) ................  仲代達矢
ミチ子(ノリスケ君の妻) ................  青山京子
山中老人 ................  柳家金語楼
多胡夫人(隣人) ................  一の宮あつ子
多胡いね夫(子供) ................  大沢ゆきひろ
海老名鯉一(父の会社の専務の息子) ................  江原達怡
海老名専務(その父) ................  益田キートン
海老名夫人(その母) ................  藤間紫
男(父の会社のもと小使) ................  三木のり平
中年の小母さん ................  堤真佐子
税務署員 ................  有島一郎
デパートの総務部長 ................  千葉信男
婦人客 ................  岡村文子
 〃  ................  塩沢登代路
空巣狙いA ................  沢村いき雄
空巣狙いB ................  丘寵児
魚屋 ................  由利徹
酒屋三河屋の御用聞き ................  八波むと志
看護婦 ................  若水ヤエ子
建てかけの家の夫 ................  本郷秀雄
同妻 ................  中田康子
男の子 ................  日吉としやす

<あらすじ>
ある日、磯野家に山中老人が訪ねてきた。フグ田君とサザエさんの婚約の使者としてである。サザエさんははりきった。そうして新たに花嫁修業を開始したのである。お母さんを説き、その主婦としての地位を継承し、料理、家計、育児などの家事見習いを断行することを宣言したのだ。その結果--コワレ物が続出し、家計は買物の時の珍計算で大赤字になった。さらに保険屋にはマンマとひっかかり、育児はミチ子さんの赤ん坊を借りたが、危くて見ていられぬと取り上げられて何の成果も得られなかった。家計の赤字埋めに、サザエさんはデパートにパートタイムでアルバイトしたが、またまた大失敗をしでかした。店内がひっくりかえりそうな珍騒動。サザさんがたまたまそのデパートで親切にした奥様はサザエさんの父親の会社の専務夫人だった。その夫人からサザエさんは見こまれ、息子の嫁にと所望された。サザエさんにはフグ田君がいるのに--。サザエさんは父の顔を立て夫人の招待パーティに出席した。その席に、九州出張中と思ったフグ田君が現れ、夫人の息子がサザエさんと見合するのだと聞き、プンプンになって帰ってしまった。サザエさんは悲しんだが、お父さんの努力でフグ田君と和解できた。山中老人をわずらわして、フグ田君に事情を説明してもらったのだ。--秋晴れの一日、運動会が開かれた。サザエさんは一等賞をとった。賞品をフグ田君と一緒に開けて見た時、サザエさんは照れないわけにはいかなかった。何故なら、なかには夫婦茶碗のセットが入っていたから--。

※この映画では、ヤムミーヤムミーが歌われます。ビビディ・バビデ・ブーはその後もずっと「ある意味チエミのサザエさんの挿入歌の定番」のように歌詞を替えたりして歌われますが、一作・二作が江利チエミ・ヒットメドレーであったのに対して、だんだんと「映画のオリジナルソング」が増えていきます。


サザエさんの婚約旅行
宝塚映画/1958年/カラー/シネマスコープ・サイズ/35mm/105分
製作:杉原貞雄●原作:長谷川町子●脚本:笠原良三●監督:青柳信雄●撮影:西垣六郎●照明:下村一夫●音楽:神津善行●美術:北猛夫+近藤司●録音:鴛海晄次●出演:江利チエミ、小泉博、山田真二、清川虹子、環三千世、藤木悠、安西郷子、坂東蓑助
<あらすじ>
サザエさんのお父さんに若松のお祖母さんから、お祖父さんの三十三回忌に来てほしいとの手紙がきた。お父さんは、サザエさんの婚約者フグ田君が九州から上京してくる筈なのが中止になりサザエさんがガッカリしていたときだけに、彼女を若松にやる旁らフグ田君と会ってくるようにと、サザエさんとカツオ君を代表として出発させた。途中、相変らずのそそっかしさを発揮して若松へ着いたサザエさんは、三十三回忌の法要の夜も男性に負けじとお酒を飲み踊り出したため伯父さんたちから大目玉を頂戴した。「大阪の叔母さんの旅館で行儀作法を教えてもらいなさい」という伯父さんの言葉にベソをかきそうになっているところへ、フグ田君が休暇をもらって訪ねてきた。フグ田君の案内で、サザエさんは北九州の名所を楽しく回ったが、佐世保へ行く観光船の中で、フグ由君の下宿先の娘でヅカガールの悦子さんに出会ってから様子がおかしくなってきた。フグ田君と親しげに話す悦子さん。サザエさんは面白くないままに北九州一周を終り、カツオ君と帰京することになった。見送りに来たフグ田君は近く大阪へ転勤になると告げた。帰りの汽車が大阪に着いたときサザエさんは何かにとりつかれたように途中下車、叔母さんの旅館へ行った。彼女は、フグ田君の来るまで、ここで働くことにした。ヅカガールで大阪の近くに住む悦子さんに恋人を取られまいと。やがてフグ田君が大阪へ転勤してきた。叔母さん初め揃って宝塚大劇場へ出かけた。姫君に扮した悦子さんが舞台に現れた。フグ田君の猛烈な拍手。サザエさんは急に席を立って表へ出た。驚いたフグ田君は後を追いかけ、「僕が好きなのはサザエさんだけだよ」と婚約指輪をその指にはめてやった。


※浪花千栄子扮する叔母さんの旅館で洗濯ものを干しながら歌うのは「マリアンヌ」。
このカラー作品から、♪私はむす---めサ--ザエさん というこれまでのダークとの掛け合いの主題歌から、同じくダ-クが主体でチエミさんがからむ ♪サザエさん サザエさん ○○○なサザエさん...という主題歌に替わります。
 ○○の部分は「働き者」「結婚をする」とか...そのテーマごとに替わります。
この主題歌は、サザエさんの結婚まで続きます。

そしてこの後、「サザエさんの新婚家庭」からは、コーラス+御用聞き軍団がダークからリリオ・リズム・エアーズに替わり、主題歌もそこからまたメロディラインも一新されます。
ダーク版も「ホワーン」としていましたが、リリオ版の主題歌は「よりマッタリ」したメロディーで、♪サザエさん サザエさん ○○○なサザエさん... サザエさん サザエさん ○○に----- と、テーマによって歌詞の変わるものでありました。

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