江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

◆ 秋葉原ラジオ会館閉館

2011年08月15日 | 江利チエミ(続編)

>秋葉原「ラジオ会館」、いよいよ解体……取り壊し直前、内部を一般公開

>秋葉原の名所がまた1つ消える。1962年にビルが建築されてから、アキバを象徴する建物として、愛されてきた「ラジオ会館」。老朽化が進んでいたことで、取り壊しが決定していたが、いよいよ15日より解体工事が開始される。

ラジオ...ということで、過去の記事を再掲載いたします。


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◆ラジヲの時間 イブニングコンサート(再掲載&加筆)

デビュー直後の昭和27年11月、ラジオ番組「イブニングコンサート」の火曜日レギュラー、「カントリー・ジャンボリー」のメイン歌手になります。
伴奏バンドは「チャック・ワゴン・ボーイズ」...このメンバーが凄いのです。
 井原高志(b.後の「光子の窓」「11pm」のプロデューサー)
 堀 威夫(g.堀プロダクション社長)
 曽我部博士(g.放送作家)
 バンドシンガーには「黒田美治」、この楽器運搬係り…「坊や」が、坂本九だったそうです。
この番組での江利チエミさんは、ハンク・ウイリアムスのナンバーをレパートリーに「カントリー専門」歌手としてレギュラー番組を持っていた...のだそうです。

これ...意外!に感じるのです。
しかし、よくよく初期の音源を聴き返すと「カントリーテイスト」が感じられる楽曲もあるのです...CD化されていない楽曲ですが、28年4月のリリース「鍛冶屋のブルース」、31年11月の「誇り高き男」...そして30年3月の「嘆きのワルツ」あたりにその匂いが感じられます。
そうそうこれも前に記事にしていますが、「恋のキッスは?」ももともと「ワインより甘いキッス」というカントリー&ウエスタン。また、レコード化はされていませんが、「遥かなるアラモ」も確かにチエミさんのレパートリーでした。

そうそう、これは本末転倒...デビュー盤のテネシーワルツは、元々「カントリー&ウエスタン」でした。
デビュー盤のテネシーの歌唱には色濃く「C&Wテイスト」が感じられます。
どうも私にとってテネシーは「10周年記念LP(37年発売)」が一番印象に残っていることと、2度目の29年のテイクがお気に入りなので...そのために「デビュー盤」の印象が薄いからでしょう。
ありとあらゆるジャンルを歌ったチエミさんですが、私にとってどうも「C&W」はピンとこないのです。


大野義夫さんバージョン
  友人=him のバージョンです。
 http://www.youtube.com/watch?v=A9I7VxrdE04

 http://www.youtube.com/watch?v=VAaPx2uCuIQ

チャリー永谷さん
  http://www.youtube.com/watch?v=9peSwFP6_w8
 I was walizin’ ... Only you know... で歌っています。

この方は I was walizin’ で 友人=him のバージョンです。
  http://www.youtube.com/watch?v=Uw90UNjR398

こちらは友人=him アップテンポバージョン... 歌詞はかなりアレンジされた??
  2番はちゃんと戻した??...Only you know... で歌っています。
 http://www.youtube.com/watch?v=v4YfTDgLTZQ

そしてエルビス・バージョン... やはり男性は 友人=him で歌われるのでは??
  途中で歌詞を間違えてますね... たてなおしてOnly you know... で歌っています。
 http://www.youtube.com/watch?v=dPtx-_4Oohk&feature=fvw

トム・ジョーンズ・バージョン
 http://www.youtube.com/watch?v=JlJL1h5MHHk&feature=related

>ビートルズの名曲 "Yesterday" にしても、女性歌手が歌えばあのサビの部分は "Why he had to go, I don't know, he would't say"と、"she" が "he"に置き換わる...
 とネット検索したブログにも書かれていました。

歌う人がカントリー、ポップス、男性、女性...
 いろいろなパターンがテネシー・ワルツにはあります。
 それだけ多くの人に愛されて歌い継がれていった曲... といえるのでしょうね!

江利チエミ・デビュー盤
 http://www.youtube.com/watch?v=Nqf121MyoSc

ただたまたま、チエミさんのテネシーワルツ/デビュー盤は...
 別れたあの娘(こ)よ今はいずこ... と、テスト盤ではhimで歌われていて、本番では女性が歌うからherに変えてレコーディングされているにもかかわらず、あの娘よ...という男歌のままレコーディングされてしまった。
 ゆえに2度目のレコーディングから 思い出懐かしあのテネシーワルツ、今宵も流れ来る。別れたあの娘よ... の部分が割愛されるようになったものとやはり推察されます。

2度目のレコーディングバージョン
  http://www.youtube.com/watch?v=B3t1J6j1hIg

3度目/10周年記念盤でのレコーディング
  http://www.youtube.com/watch?v=zbyYWm8m_68
  ※巻頭のジャケット写真がそのLPです。

江利チエミさんのテネシーにも変遷がありました。

昭和46年正月オンエアー
  http://www.youtube.com/watch?v=D9Ro4Sgz0Uo&feature=related
  最初のポリープの手術後、チエミさんはキィを以前より高くして歌っていた時期もあります。
※当時もうすでに別居していたでしょうか...このあと長兄のトオルお兄さんの死、離婚、義姉の横領事件、裁判...と地獄のような日々が始まるとき...でもありました。

芸能生活25周年/新宿コマ公演(昭和51年11月)...
 不死鳥はテネシー・ワルツを歌う のコーナーで、チエミさんはアップテンポ・バージョンでテネシーを歌いました。そのときの「証拠」は残っていませんが、確かにいつもはherをhimに替えて歌いました!(スーツ姿の男装で歌ったからかも知れません。)
※このときのステージ姿はエリーさんのHP「江利チエミと共に」に掲載されています。
  
http://www7a.biglobe.ne.jp/~erichiemisan/koma/hanaorku%20.htm
エリーさんはわたしのような半端なファンではなく、チエミさんとも親交のあった大ファンでいらっしゃいます。

また、晩年のテレビでは、何度かそれまで「封印?」されていた「思い出懐かし・・・」の日本語歌詞を披露してくれたのです。

昭和51年/現・テレ朝「にっぽんの歌」
 http://www.youtube.com/watch?v=K6ejvhIrA94

亡くなる前年「ミュージック・フェア」
 http://www.youtube.com/watch?v=gzddzNiNknc

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この「テネシーワルツの歌詞の変遷/その謎」については...
 http://blog.goo.ne.jp/udebu60827/e/972b14c737b43c2ef95cc80b21db688b
        ↑
   こちらの記事もご参照ください。


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