出版UD研究会ブログ

本にかかわる仕事をしている人と多様なニーズをもつ読者が、読書のユニバーサルデザインについて考える広場です。

第63回出版UD研究会を会場&オンラインのハイブリット開催します(2022年8月6日)

2022-07-07 16:56:48 | シーズン6

第63回出版UD研究会
テーマ「楽しくCSS組版を実現するオープン・ソースプロジェクト」


■プレゼンター:村上真雄さん(一般社団法人ビブリオスタイル代表理事)
村上真雄(むらかみ・しんゆう)
1990年ごろ、テキスト整形ツールXTRを開発、公開。それ以来マークアップ言語と組版に関心
1999~2014年、アンテナハウス AH Formatter の開発に従事
2014年、株式会社ビブリオスタイル設立。CSS組版ソフトウェアVivliostyle開発プロジェクト開始
2018年、一般社団法人ビブリオスタイル設立。Vivliostyleをコミュニティーベースでのオープンソース開発に移行


【概要】
出版UD研究会は、2005年より出版・デザイン・印刷・IT関係者が出版のユニバーサルデザイン(Universal Design)のあり方について考えたり、実践していくきっかけになることを目指し、毎回、一つのテーマを設定し、プレゼンターの話題提供をもとに、意見交換や情報交換できる場として、開催を続けてきました。
http://www.ud-pub.org/

ウェブ業界において、ウェブアクセシビリティやウェブユーザビリティ、あるいはCSS(カスケーディング・スタイルシート)という考え方は、1丁目1番地として位置づけられているのに対し、オールドメディアである出版の世界において、「アクセシビリティ」や「カスタマイズ」について、まだまだ本流になっていないのが現状です。

今回ゲストスピーカーをお願いする村上真雄さんは、ビブリオスタイルという一般社団法人を通じて、「楽しくCSS組版を実現するオープン・ソースプロジェクト」を主宰されています。https://vivliostyle.org/ja/

2019年の読書バリアフリー法制定を受けて、これまでどちらかというと、「読書バリアフリー」という分野はボランティア的なアプローチが主流であった歴史が長いのですが、村上さんが開発を続けているCSS組版を活用することによって、出版やデザイン関係者の手による「読書バリアフリー」の実例がシームレスに生まれていくことが期待されます。

出版UD研究会では、2010年9月に「電子書籍フォーマットの現在—マークアップランゲージをどう活用するか」(第29回)というテーマで村上さんにご講演いただきました。

それから12年がたち、各出版社が電子書籍の出版に本腰を入れ始めたいま、あらためて村上さんのライフワークである「ワンソース・マルチユース出版」を目指すプロジェクトのお話を伺いたいと思います。

■日時:2022年8月6日(土)14:00~16:30
※今回は、会場での受講とオンライン(ZOOM)での受講のハイブリット開催といたします。

■会場
あうるスポット会議室A
〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル3F
最寄り駅:東京メトロ有楽町線「東池袋駅」6・7番出口直結
https://www.owlspot.jp/access/


■参加費:600円(オンライン参加チケット、会場参加チケットとも事前決済となります。研究会開始前であればキャンセル処理は可能です)

今回の研究会の定員は、会場参加チケット20名まで(先着順)、オンライン参加チケット100名までとしております。

■申し込みは、peatixの下記URLからお願いします。
http://ptix.at/6pbzOA

定員になり次第、申し込みを終了させていただきますので、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
なお、上記URL(peatix)からお申込みがむずかしいという方、また申し込んだ方の中で、当日配布する印刷物のテキストデータ事前配布など、必要な配慮をご希望される方は、以下のメールアドレスに直接メールをお送りください。
info@ud-pub.org
※ご希望の内容によっては、ご希望どおりの配慮ができない場合もございます。その場合でも、直接ご連絡申し上げ、あらかじめ可能な配慮についてご相談させていただきます。


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