皆既日食は地球と太陽の間に月が入って、太陽を覆ってしまう現象です。月が地球を公転する中で、タイミングが合えば起きるというものです。
そもそも軌道がぴったりあわないと起きない現象なので、それはそれで奇跡と言えるでしょう。そしてもっと奇跡なのは何かというと、写真にもあるように、月がぴったりと太陽を隠してしまうことです。これ、月が太陽をすっぽり隠しているのではなくて、サイズがピタリと一致しているらしいのです。
なんでこんなことが起きるかというと、太陽の直径が月の400倍で、月と地球の距離の400倍が太陽と地球の距離だからなのです。地球に生物がいるのも偶然、皆既日食も偶然、太陽系の惑星が太陽の周りをまわっているのもまた偶然。宇宙の神秘ですね。