KEEP ON SMILING!

治らぬなら
治してみせよう
SLE
※SLEとはステキなレディーがなるエレガントな病気である。

淡路駅にエレベーターが!!!

2006-03-25 22:51:17 | ☆日記・随筆☆
私の行きつけの病院の最寄り駅は淡路駅と言う。
特急は止まらないが、急行は止まる。
そして、各駅停車は絶対止まる駅である。
さらに言うなら、雪や人身事故、ゴジラが襲撃してきたときも止まると思われるが、残念ながらいまだその経験はない。

宝塚から淡路まで行くにはさまざまなルートがある。
一番簡単な方法としては阪急電車により阪急宝塚駅から淡路駅まで行くものがあり、私は常にこれを利用している。
だが時間と金を惜しまなければ北海道経由、はたまたハワイ経由で行くことも可能だ。

淡路駅は特急が止まらないことから分かるようにそんなに大きな駅ではない。
どちらかと言うと、急行が止まるわりには小さい駅だ。
私が言っている病院はかなり大きいのに、この駅は小さい。
駅の周辺はこの病院の本館や別館、分院やクリニックなどで埋め尽くされている。
言わば、病院に支配された町だ。
そんな駅なのに一つ最大の欠点があった。
それは、エレベーターがないこと。
大病院を看板に持つ駅のくせにずっとエレベーターとエスカレーターがない駅だったのだ。
これは病気でよく足が動かなくなる私にとってかなり不便であった。
足に病気の症状がよく出る私はここの駅の階段を人の二、三倍の時間をかけて手すりにしがみつきながらよく上り下りしたものだ。

ところが先日病院に行ったときのこと。
実は最近足がやっと普通の人のように動くようになった。
もう私の歩く姿を見ても、普通のおとなしい乙女が歩いているとしか見えないだろう。
犬や猫が見たら、普通の人間が歩いているとしか思えないだろう。
ゴキブリや蚊なら、普通の大きい物体が動いているとしか思わないだろう。
とにかくこれはかなり喜ばしいことであり、やっと淡路駅の階段も普通に上り下り右往左往ができると期待に胸をふくらませ、淡路駅に降り立った。
すると、見覚えのないものができている。
エレベーター!!!
どうして私が足が動くようになってからできるんだ。
私に対する挑戦か?
よし、挑戦なら受けて立とう。
と言いたいところだが、私は控えめな大和撫子という体面上、できるだけ争いは避けたい。
というわけで階段を使うことにした。
私が乗ろうとした瞬間エレベーターのドアが閉まったのだ。

それにしてもあの不便だった駅にエレベーターができたとは。
入院時に私のお見舞いに来てくれた30人の友人たちよ。
今頃になってあの駅にエレベーターができたよ。
こんな不便な駅にずっとお見舞いに来てもらって悪かったねえ。
やっとちょっと便利になったから、また入院したらお見舞いに来てね。
と、友人たちに向けて書いてみたがお見舞いに来てくれた30人の中でこのブログを見ているのは5人程度だろう。

とにかく足も動くようになり順調に病気が回復してきている気がする。
ただ去年の記録を見るとステロイドは今の二倍以上だが、体重は8キロ痩せている。
病気の症状も、副作用も出方がいろいろあるということか。
それともうちの家の体重計が壊れているのか。
母と体重が一緒になった時点でなんだか体重計が壊れているような気がしてきた。
宝くじが当たったら新しい体重計を母にプレゼントすることにしよう。

そして昨日会ったおばさん(前の記事を読んでいない人のために言うと、このおばさんはロシア語で私にいつも通りキレイだねと言った)もきっと目が悪いのだ。
今度会ったら良い眼科を紹介してあげることにしよう。

私は常に親切心を忘れない女だ。