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SLE
※SLEとはステキなレディーがなるエレガントな病気である。

勉強好きのおばあちゃん

2006-01-05 18:38:13 | ☆日記・随筆☆
おばあちゃんが何かをノートにしこしこ書いている。
何をあんなに一所懸命書いているのかと思いきや、書き終わったらにこにこしながら見せてきた。
世界数カ国の国旗と国名だ。
国旗はちゃんと色鉛筆で色を塗ってある。
なんでそんなものを……と思ったが、どうやらクロスワードでよく聞かれるらしい。
おばあちゃんはクロスワードが好きで毎月クロスワードの雑誌を何冊か買って毎日やっている。
おばあちゃんが毎日一所懸命辞書をひきひきクロスワードに挑戦する姿は私がひたすら毎日辞書をひきひき語学の勉強をいそしんでいる姿に似ている気がする。
よく考えたら私も毎月NHKの語学のテキストを買いあさっているのでやはりジャンルは全然違ってもおばあちゃんに似ている。
どうやら勉強好きの家系なのかもしれない。

だが勉強好き=かしこいではないのが残念だ。
かしこい家系と勉強好き家系は違うのだ。
片山さつきのようにかしこい家系でかしこく生まれたかったものだ。
因みに彼女は小さい頃から記憶力がよく、なんでもすぐ覚えられたそうだ。
両親共に非常にかしこく、片山さつき自身も小さい頃からずっと成績優秀だったと言う。
羨ましい。羨ましすぎる。
なんでもすぐ覚えられる記憶力がほしい。
人の誕生日だけやたら覚えられる記憶力はいらない。
いや、これも記憶力のうちだからないよりはいいのか。
でもなんでも覚えられたら、なおいっそういいのに。
凡人は努力するしかないのか。
しかし努力は人の格を上げる。
努力は自信へとつながる。
努力は素晴らしい。
よし、私は努力の人間になろう。

また話がずれた。

おばあちゃんが頑張って作った国旗と国名に一つ間違いを発見してしまった。
おばあちゃんは古い地図帳か何かを見てそれを作成したので、ロシアの国旗がソ連のままだ。
傷つきやすいおばあちゃんにこの事実を伝えようか少し迷っている。
おばあちゃんはガラスのハートを持っているのだ。
おばあちゃんが薦めるお菓子を食べるのを断るだけでかなりへこむ。
あんなに一所懸命書いたものを「これ間違っているよ」なんて言ったらガラスのハートに間違いなくひびがいく。
困ったものだ。
また変な悩みが増えた。
でも間違いを知らないとそのクロスワードの問題のときに困るだろう。
私としてはロシアの国旗をたずねるクロスワードの問題というのがあまり想像できないが。
それにしてもロシアの国旗は三色で他の国と似ていてややこしいので、ソ連の国旗のままでよかったんじゃないか。
国旗なんて変わらなくても国民の意識次第で主義くらい変えれるであろう。
そうか、わかった。
ばあちゃんが傷つかないためにもロシアが国旗をソ連時代に戻してくれたらいいのだ。
よし、解決策が見出された。

と余計な御託を並べてないで、本当におばあちゃんにこの事実を伝えた方がいいかどうかを母に相談してこよう。