愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

空海と「丹生」地名

2016年10月15日 | 信仰・宗教


徳島県阿南市加茂町にある四国霊場第21番札所太龍寺。標高618mの太龍寺山に位置する。



この山頂近くに若き空海が修行したと伝えられる「舎心嶽」がある。この「舎心嶽」は太龍寺ロープウェイからも見ることができる。



ロープウェイは那賀町側から昇り降りするのだが、このロープウェイから東側を眺めると那賀町仁宇が見える。

ここの神社は八幡神社であるが、丹生都比売神も祀られている。仁宇は「にう」つまり「丹生」地名。このあたりを「丹生谷」と呼ぶとのこと。橋も名前は「丹生谷橋」。

空海ゆかりの地の近くにある「丹生」地名として覚えておこう。



この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 愛媛県内に残る「島原大変肥... | TOP | 四国の狼(ニホンオオカミ)伝承 »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 信仰・宗教