宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2008/08/22
(続き)
石田屋で呑んでいるときに、この日合流してひと晩お世話になる友人Kくんから、仕事の目処がついたと連絡が入ります。待ち合わせは今池の次のお店。金山駅まで戻って中央本線に乗って、千種駅への到着は19:58。



千種駅、千種区は濁音のない「ちくさ」なのですが、舘ひろしの母校で有名な千種高校は「ちぐさ」と"く"が濁るんですね。ついでに、千種駅の隣、鶴舞(つるまい)にある公園は鶴舞(つるま)公園だったりします。他にもいろいろ、普通では読めない地名が多かったりと、名古屋に住んでいるときは「へ~」と思うことが多かったものです。そんなことを思い出しつつ、駅を出て地下鉄でひと駅の今池まで、ここまで来たらとことんJR以外は使わないぞという青春18きっぷの旅。もちろん歩いて向かいます。途中、学生の頃よく行ったパスタやさんを思い出し、広小路通りから南へ少し入ります。



ありました。ピッコラ。暗くてはっきりとは分かりませんが、お店の感じは昔のまんまのようですね。ここのカルボナーラが絶品だったなあ、なんて思いながらお店をあとにし、今池へ向けてウォーキング再開。ドラゴンズファンが集まることで有名な、ラーメンのピカイチが大きくなっているのを確認して、ちょこっと回り道してもう1軒懐かしいお店を確認します。



梅田屋。学生の頃入っていた山サークルの仲間で、卒業後によく集まったお店です。八丁味噌を使ったホルモン焼きを、1m四方ほどの大きな鉄板で豪快に焼いて大勢でつついて食べるのですが、ニンニクたっぷりでこれがまた絶品。ちなみに大きな鉄板は団体テーブルの1つだけで、普通はカウンターで小さな鉄板でいただきます。

そして、このあとすぐに待ち合わせの味仙(みせん)のお店の前でKくんと合流。お店に入って、1階のテーブル席に座ります。まずはビール(大、580円)をもらって、最初は定番の「青菜炒め」(680円)、そして「手羽先」(450円)ももらいます。



味仙のファーストオーダーで、ほぼ全ての人が頼むのではないかと勝手に思っている青菜炒め。ニンニクが効いていて、いい味なんです。美味しいねえ、としみじみ思っているところにやってきました「台湾ラーメン」(630円)。



これです、これこれ。世界の山ちゃんが関東にたくさんやってきてくれた現在、最も関東進出してほしいと思っている名古屋ソウルフードなのです。ひとくち食べて、相変わらずの味に感激です。



見た目よりすっきりとしたスープに、挽肉とニラ。そして鷹の爪がどっさりと入っています。もともと味仙のまかないご飯だった台湾ラーメン。それが好評で人気メニューとなり、名古屋のラーメン屋さんがこぞってマネをして、今では名古屋のラーメン屋さんでは醤油、味噌、塩と同格のラーメンとして台湾ラーメンが存在するのです。そのルーツとなる、まさに元祖台湾ラーメン。辛さがたまりません。食べていると、「辛い」というより「痛い」といった感じ。でも最後の鷹の爪まで完食してしまうのです。もちろんスープも飲み干します。



台湾ラーメンを完食してすっかり大満足。ここまで3軒こなしてきているボクは、すっかり酔っぱらって、まさに〆のラーメンになってしまいました。遅くまでお仕事だったKくんには申し訳なくも、この日はこれにて終了。お酒を買い込んでKくんのおうちに行って、昔話とお互いの近況報告に花を咲かせたのでした。
(おわり)

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