宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2006/06/16
(続き)
宇ち多゛を19:15頃出て次のお店に向かいます。この日は、モアナ経由大はし案も浮上していたのですが、悩んだ末に向かったのは東四つ木にある善ちゃんです。雪の降る中のトカゲさん珍念さん主催のオフ会でお邪魔して以来、半年ぶりの二度目です。



19:30過ぎに到着。老夫婦が営むこちらのお店は、噂ではあと1年ほどでお店を閉まってしまうとのこと。1月にいただいた刺しの旨さが頭から離れず、ずっと再訪したいと思っていたのですが結局半年も経ってしまいました。店内はオフ会のときにお邪魔した奥の小上がりの座敷で、近所の奥様達が小さな宴会をやってます。カウンターに二人ほどお客さんが。一人ですがテーブル良いですか?と断りを入れると、どうぞどうぞとおかあさん。それでは、とお店入り口すぐにある4人がけテーブルにつきました。飲み物は、やっぱりここではハイボールでしょう。注文すると、入って右にあるクーラーからポットを取り出し、ハイボールのエキスをレモンスライスの入ったグラスに注入してくれます。



ニホンシトロンの瓶と一緒に「どうぞ~」とおかあさん。ありがとうございます。早速瓶をグラスの中へ、垂直真っ逆さまに。1月のオフ会でご教示いただいた、由緒正しい下町方式でニホンシトロンを注入します。



強烈炭酸のニホンシトロン。ハイボールのエキスも、ドライですっきり味です。これはいくらでもいけちゃう危険な飲み物ですね。おかずには、まずはやっぱり刺しをいただきます。メニューからタマ刺しを探しますが見つからず、おかあさんに確認すると最近は入荷しないんですよねー、とのこと。それでは、カシラ刺しをいただくことにします。



生のカシラの上にねぎがたっぷりとのせられて、醤油だれがかけられています。ねぎをよけてカシラを発掘すると、これがまたぴかぴか新鮮。



アブラの部分とカシラの肉の部分のミクスチャー。見た目だけでもたまりませんね。これをタレが絡まったねぎと一緒にいただきます。いやあうまい。アブラがとろけます。これが全くしつこくなく、むしろさっぱりさわやかな味。ハイボールとぴったんこです。どんどん呑んでしまいあっという間におかわり。次のおかずは焼き物を、と思いシロとテッポウをタレでいただきます。カウンター右隅の焼き台でおとうさんが丹念に焼いてくれています。そして到着しました。



比較的こってり味のタレで、ボク好みのよく焼きですね。シロもテッポウも新鮮なので、焼いても当然おいしいです。これもまたボールが進む進む。結局三つ目をいただいちゃいました。



お店にはあとからどんどんとお客さんがやってきます。みんなご近所の皆さんらしく、隣のテーブルには家族で夕飯、という感じの一家もやって来ました。何気なく聞こえてくる家庭的な話題に耳を傾けつつ、ハイボールをいただきます。20:20頃、3つ目のハイボールを飲み干してごちそうさまをしました。



素敵なおとうさんとおかあさんが頑張っているこの名店も、もう残された時間が少ないと思うと、必ず近々再訪しなくちゃと思いつつ、四ツ木駅まで歩いて帰りました。
(おわり)


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