新・空と鷹と鉄の間に

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休日おでかけパスで乗り鉄3

2013-08-13 20:53:51 | 鉄道

寄居駅で列車を降りると、八王子と暑さの質が違います。ムワッとした空気にあっという間に身体から汗が吹き出ます。後から調べたらこの時間の寄居は36.6℃でした。とりあえず改札口を出て熊谷までの乗車券とSL整理券を購入します。

ホームに降りてほどなくSLパレオエクスプレス号が到着しました。到着する時には車内は混雑していましたが、寄居で団体客が大量に下車したので座席に余裕で座ることができました。後続の普通列車を先に発車させて15時41分に寄居を発車します。
SLパレオエクスプレスは埼玉県の熊谷と三峰口の間を土休日を中心に1往復しており、C58型蒸気機関車が4両の客車を牽引しています。1988年から運転しており、東京から一番近いSLとして人気があります。パレオエクスプレスとは秩父地方に生息していた海獣パレオパラドキシアにちなんでいます。また車内放送で沿線の紹介をしているのは秩父出身の落語家林家たい平師匠です。

秩父鉄道では民営鉄道には珍しく貨物列車が運転されており、秩父地方から生産されるセメントを輸送しています。その貨物列車も武川駅で待機していました。

熊谷まではおよそ40分のSL列車の旅でした。前後に揺れるSL列車独特の乗り心地を楽しみました。熊谷到着後乗客のほとんどがSLの前に集まり記念写真を撮っていました。この後列車は後ろに電気機関車を連結して回送されます。

熊谷駅の留置線には昔懐かしいオレンジ色の電車が停車していました。国鉄新性能電車の祖である101系電車を改造した1000系電車です。2007年の鉄道博物館開館に合わせて国鉄時代の塗装や、秩父鉄道の旧塗装をまとっていましたが、東急から譲渡されたステンレス電車に徐々に置換えられ、現在は3編成を残すのみとなっています。
日本一暑い街だった熊谷の暑さを体感し、高崎線普通列車のグリーン車に乗って上野へ向かいました。 

 


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