遊美庵Blog

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天使の声

2013-10-12 08:51:56 | Weblog
先日、奥様、娘様と3人で仙台の美術館に行ってきました。マスコミでも盛んに宣伝しておりますが、あの有名な「シャガール展」をやっているんですよ。感想を簡単に申し上げますと、イヤアーなかなかでしたよ。ステンドグラスもステキでした。作品の数はナントナント250点(日本初公開173点)だそうです。ソフトなタッチで色彩が溶け込むように描かれているので、作品としては弱いはずなのですが、オーラが「フワー・・」と広がってどんどん迫ってくるんですよ。構成も自由でのびやか・・無駄がなくてしっかりとしてるんですネ。何か・・人間界を超越した「不思議な力」を感じてしまいました。会場全体から「天使の声」が聞こえた気がして、おもわず、「シャガールには天使が憑いている・・」なんて申し上げてしまいましたヨ。はい、前回のゴッホ展からは、すさまじい異質なエネルギーをいただき、今回は「無垢な美しさとぬくもり」をいただきました。そして最近感じることは、・・「素晴らしい作品には必ず何かが憑いている」ということです。「自分の仕事が極まった時に何かが存在するのか?」それとも・・「存在する何かが彼らの手足を使って描かせているのか?」はっきり申し上げてさだかでありませんが、おそらくもっとも大事なことは、自分と芸術が一体化することなんでしょうかネ・・。
以上、本日は諸先輩の仕事に敬意を表しながらおわります。「芸術バンザイ、ばんざい、万歳」・・オワリ。
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