うちにあるノートパソコン(Thinkpad X31)にVine Linuxをインストールしました。
苦労したのは無線LANの設定です。Vineをインストールした直後の状態ではX31内蔵の無線LANを認識していましたが、接続設定がされていません。方式とかパスワードとかいろいろあるので自動設定できないのが当然ですけどね (^^;
うちのAPはWPA-PSK(TKIP)なので、手順としてはwpa_supplicantをインストールして各種設定を行います。ダメかと思いながらapt-getを使ったら、wpa_supplicantがインストールさててしまいました。Vine Plusに含まれていたようです ついでにwpa_supplicantのGUIもインストール。
> apt-get install wpa_supplicant
> apt-get install wpa_supplicant-gui
続いて、/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confを編集。試行錯誤の結果、とてもシンプルな内容に落ち着きました。
ctrl_interface=/var/run/wpa_supplicant
ctrl_interface_group=wheel
network={
ssid="ssidhoge"
scan_ssid=1
key_mgmt=WPA-PSK
psk=なんちゃらかんちゃら
}
"psk="の部分は、wpa_passphraseを使うと出力されます。
> wpa_passphrase ssidhoge
それから/etc/sysconfig/wpa_supplicantを編集します。
INTERFACES="-ieth1"
DRIVERS="-Dwext"
次は/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1を作成します。私のパソコンでは、eth0が有線LANでeth1が無線LANでした。network-adminを実行すれば確認できます。ifcfg-eth1はこんな感じになりました。
DEVICE=eth1
BOOTPROTO=dhcp
HWADDR=00:00:00:00:00:00
ONBOOT=yes
TYPE=Wireless
ESSID=ssidhoge
HWADDRのところはMACアドレスです。LinuxでMACアドレスを調べる方法がよくわからなかったので、WindowsXPを起動して確認しちゃいました (^^;
ここまで来たら動作確認ができます。
> /etc/init.d/wpa_supplicant start
> wpa_gui &
> ifup eth1
wpa_guiでCONNECTとかCOMPLETEとか出ればたぶんうまくいっているのではないかと思います (^^; 私がセットアップしている段階では、"ifup eth1"で失敗することがありました。代わりに"dhcpcd -n eth1"とすればうまく行きます。このあたりはよくわかりませんが放置しています。
最後に、Linux起動時にwpa_supplicantが自動的に実行されるように設定します。wpa_supplicantはネットワークが開始される前に起動されていないといけないので、/etc/init.d/wpa_supplicantをちょこっといじります。
#!/bin/bash
#
# wpa_supplicant
#
# chkconfig: 2345 09 88
# description: wpa_supplicant is a WPA Supplicant for Linux, BSD and
#
以下省略
chkconfigの行です。networkは起動時に10番目、終了時に90番目に実行されますからこのあたりでいいんでしょう。/etc/init.d/wpa_supplicantを保存したら、
> chkconfig wpa_supplicant on
とします。これで再起動して、無線LANがつながれば…よしOK (^^)b
と、後から書けばなんてことない内容ですが、やってる最中はイライライライラ…。あ~でもない、こ~でもないとずっと悩んでいました。。
参考にさせていただいたサイト:
・Article 4025 at 07/05/13 18:19:30 Subject: [tlinux-users-j:04025] Vine Linux 4.1でWPA無線LAN報告(libretto U100/190DSB)
・Linux上でのWPA/PEAP-TKIP設定 (徳島大学 無線ネットワーク)
・無線LANをWPAで暗号化して使用するには - @IT
・YANO's digital garage - madwifiとwpa_supplicant