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5.18鼓阪小へ行ってきました

2022-05-18 20:29:32 | 日記

令和5年に創立150周年を迎えるという歴史豊かな小学校です。

また、その立地が何と言いますかこんな中にあります。見事なぐらい荘厳な玄関、講堂、管理棟!

    

正倉院南側から大仏殿、転害門、一条通、小学校正面

今年「学び合い学習」初年度。各学年1クラスですが、先生方の熱をヒシヒシと感じることができました。1年間のロングランですが、松元SVとともに学ばせていただきます。

先ずは、2~3限目の授業をそれぞれ参観させていただき、5限後研究協議でした。

2限目1年生国語 「はなのみち」

読むときの姿勢や音量(ライオンさんぐらいで)や登場人物、主人公などのポイントを確認したのち、ペアになって一斉に音読に入りました。その後ペアになって読むときや聞く時のコツについて交流し合いました。再び音読になりましたが、音量も大きくなり抑揚もつけて読み切りました。最後にペアでのやり取りのデモンストレーションを3組して終わりました。

1年生ということもあり、非常に丁寧に進められていました。ラストのデモは情景など読んでいないと会話になりにくいところですが、上手にこなすことができていました。

 

3限目3年生 算数「棒グラフを書こう」前時に引き続い学習です。6名と少ないですが、ジャンプ課題としてけがの一覧表から、指定された場所や時間帯などの「けが」の発生件数を拾い出してグラフ化する課題でした。前時欠席した子どもはペアで残りは、一斉の授業となりました。6名ですが、ペア学習の子どもの様子と個々人で奮闘する子どもたちの「学び」の様子の違いがはっきり出た大変貴重な授業でした。個々人で頑張る子たちに、一人ひとり丁寧に対応する先生、すぐほかの子たちからお声がかかります。やはりその中で、何とか形ができそうなのは1名。ペアの子たちは、指定事項を一覧表から抜き出し、それぞれの発生件数をまとめるところまでこぎつけることができていました。改めて子どもたちの「つながる」力を垣間見た授業でした。

4限目6年生図工「プラダンで灯篭づくり」

11名のクラスでしたが、欠席が3名で8人の授業でした。全席一斉型でした。教卓では、前回休みの子どもたちが熱心に説明を聞いていました。ほかの子どもたちは、それぞれに、工夫したシールを切り取り灯篭に貼っていく作業でした。その間、出来栄え交流とでもいうのでしょうか各々進み具合や方法の聞き合わせなどで自然とペアやグループになって進んでいきました。こうした交流が自然とできるとはやはり6年生だからでしょうか。3人休んでいるということでしたので、次回の参観が楽しみです。

研究協議会では、学びの共同体について、2つの課題をグループや個人で体験していただきながら「学び合い学習」の流れを説明させていただきました。最後に午前中の先生との懇談会をして第1回目を終わりました。

あと、8回先生方と一緒に進めていきたいと思います。

 

気になる新聞記事 いずれも読売新聞17日朝刊から

以前も寄稿しましたが「デジタル教科書」のあり方について

 

小学校教諭 幼稚園で研修(広島県竹原市のスタートカリキュラムの一環事業)

「幼稚園に学べ」は、佐藤学先生からも、秋田喜代美先生が以前から提唱されていたことで、先生方もよくご存じかと思います。実際、小学校から中学校へ進学するときの中1ギャップなどでも取り上げられていました。特に、保育士先生や幼稚園の先生方の「聴く」姿勢や目線の低さや丁寧さはぜひとも学びたいところですよね。


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