なら学びの会

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11.15 櫟本小学校(天理市)へ行ってきました

2019-12-11 21:24:55 | 日記
市人教 進路・学力保障部会の公開授業の一環として実施されました。

5年生 国語「大造じいさんとガン」
目標 物語を音読し、優れた表現に着目して登場人物の行動や心情、場面の様子を想像を広げながら読み取ることで物語の魅力を味わう。
授業者の所感・考え
 ひとり残らず学びの主権者とするために、インクルーシブ教育を目指した学びの展開や、授業提案者2人で役割の分担とその交代、支援の動き等、共同した学びの展開を追求する。国語化においても「聴く」「つなぐ」「かえす」「促す」を意識してこつこつ取り組んできたことを子どもたちの姿で検証したい。(学びのデザインから)

座席 ペアを意識したコの字、のちグループへ
教室環境 正面黒板には拡大場面 
本日は第4場面から
 まず、別冊本を配布後ペア先生の範読からスタート。続いて後追い読み。個々読み(読むスピードに注意)、よく見ると段落ごと?に向きを変えているようです。この読む向きで終わりのタイミングを計っておられるようです。(ここまで15分)
      

課題が出されます。
 「第4場面の中で、なくても物語の内容がわかるところ。だけどこの文があることで、物語がより一層味わい深くなるところ。」はどこでしょう。と問いかけます。1分後、ペアで確認をするよう声を掛けました。(欠席者がいたので、すかさず移動させました。)5分後全体交流をします。
   

課題の文と根拠を確認しながら8名の意見を次々つなぎます。この後、先生の意見を紹介(えっ!)し、辞書で「らんまん」「スモモ」や「清らかに」の意味調べ(辞書に赤ペンを入れるよう促します)をして交流します。最後に「はらはらと」を調べさしますが「はらはらする」がでましたが、いなしてしましました。(おいしいところ!)
 

この物語の情景描写について解説のあと、グループ(ロケット型か!)でワークシートにかかります。(ここまで39分)グループになっても、個人の取組が続きますが、あちらこちらで交流が始まります。

  
5分後全体交流の前に教室の中心に体を向けるよう指示します。3人目の発表でチャイムが鳴りましたが続けて5人目までつないで終了しました。(発表する生徒の対角に居場所を移しながらつなぎます。)
 

研究協議会では、授業者の先生からと参観者の意見交流では、「情景描写」「心情」など抽象的な用語の解説について論議できました。「課題の質」について全体で交流しました。
尚、当校のインクルーシブ教育・複数担任制等については、HPや当ブログのバックナンバーを参照ください。

【今日の学び合い】
1年生体育から
体づくり運動
目標 友だちと一緒に運動を楽しみ、気持ちを合わせよう
授業者の所感
・・友達と声をかけ合い調子を合わせたり、体を触れ合わせたりすることで、一緒に活動する心地よさを感じてもらいたい。(デザインより)

よく先生を見ています
   

とにかくくっつきます(最後までふたりで)
     

目標にあったよく考えられたプログラムでした。

先生の工夫
6年算数 でっかく板書

教室の天の耳
 

学びの足跡
なかまの手
   

よく聴いています
    

一人にしません(インクルーシブ教育の実践)
    

PS. ある日突然 
11月30日(土)に大仙小学校(堺市)の公開研究会の折、佐藤学先生の講演に・・・「・・この学校は、3,4年前までは非常に困難な学校で・・・、こんなになっちゃった。1年生は、一人でもだめ、グループではバラバラ、でもペアの学びはどの学年より上手。・・学びのパワー!感動するよ・・」ですって。びっくりしちゃいました。
櫟本小の先生方すばらしい!
 
お知らせ
奈良の会 14日(土)上牧小学校にて 9:30~ 参加費 1,000円 小畑公志郎先生

学びの共同体冬季研究会 20.1.11~伊東温泉ホテル聚楽にて 参加申し込み

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