恩師、和光大学の梅原利夫教授の最終講義。
講義の前に行われた、梅原ゼミ卒業生実行委員会による「梅原利夫先生の退職と新たな出発を祝う会」。
私も僭越ながらスピーチをさせていただきました。
その一部を紹介します。
卒業後、梅原先生から学生時代に身につけてほしい3つの力があると熱っぽく話を聞いたことがあります。
一つは、探求力。なぜと問い、ものごとの真実を明らかにしていく力。
二つは、実践力。自ら正しいと思ったこと、必要なことについては自分の力で切り開いていく力。
三つは、人間力。ヒューマニズムに裏付けられた弱者に優しい目を持ち、立ち向かっていく力。
学生時代に言ってほしかったという思いもありましたが、学生時代に聞いていたら理解できなかっただろうなと思います。
ふり返ってみると、梅原先生の授業で学んだこと、議論したことは常にこの3つの力を育てるという信念に基づいていたのだととても嬉しい気持ちになったことを覚えています。そして、和光大学で梅原先生や仲間たちと学んだことが、現在の私を形成する土台となっており、その基礎となる力として、探求力、実践力、人間力があると実感しています。
ゼミの先輩たちからも、いろんな話を聞くことができました。久しぶりに会う同級生やゼミの仲間。こうした、巡り合わせを大切にしたいと思っています。
梅原先生の最終講義は、「人間を探す旅」というテーマが貫かれていました。
東日本大震災という未曾有の災害と真正面から向き合い、自身の研究について批判的検討を行ったことなど一度築いた到達点に甘んじることなく、常に探究心を持って現場に足を運ぶ先生の姿に本当に感銘を受けました。
先生、お疲れさまでした。そしてこれからもよろしくお願いします。
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