514 岐阜県不破郡垂井町岩手の火の見櫓 撮影日 141108
■ 天下分け目の合戦の地、関ヶ原まで出かける機会があった。その隣の垂井町まで足を延ばしたが、そこで火の見櫓に出会った。
4角形の櫓はやや細身。リング式ターンバックル付きブレースは松本平の火の見櫓と変わらない。櫓が末広がりになっていない。末広がりに加工する地方は限られているのかもしれない。
反りのきつい4角形の屋根、幅広の平鋼の蕨手が目立っている。屋根のてっぺんの飾りに支えられるような状態で立つ避雷針には和弓の矢。
見張り台の手すり子の「下ふくらみ」はよく見かけるデザイン。
見張り台の床の処理に注目。
脚部としてのデザインがなされていないのは残念。櫓内部へ出入りするための開口部の両側は2段のブレースを設けて処理している。これは初めて見るやり方だと思う。
遠路はるばる出かけた先で火の見櫓に出会うことができたのはラッキーだった。