透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「死ぬのは奴らだ」

2018-04-07 | E 週末には映画を観よう

週末の夜は映画を観よう

 007シリーズ第8作「死ぬのは奴らだ」を観た。この作品を観るのは初めて。

舞台はカリブの島国サン・モニーク(って国、知らないなあ・・・)。調べたら架空の国。ここで諜報部員が3人次々殺害される。で、ジェームス・ボンドが真相を探ることに。

サン・モニークの大統領には裏の顔があった。彼はアメリカでヘロインを無料で配り、中毒患者を増やしに増やし、そこへ自身が作らせているヘロインを大量に流して莫大な富を得ようと目論んでいた・・・。富を得ることより、アメリカをダメにすることが目的なんだろうが。

ボンド役はロジャー・ムーア。で、この作品はコメディータッチ(ショーン・コネリーも好いけれどロジャー・ムーアのボンドも好きだなぁ)、地元の太っちょ保安官の登場で完全にコメディ。そしてオカルトっぽい雰囲気で、あやしげな儀式も出てくる。

ボンドは毒ヘビやワニ、サメに命を狙われる。ワニ池の中の小島に置き去りにされたボンドを狙って、餓えたワニが小島に上がってくる。ボンド絶体絶命のピンチ。さて、どうすると思って見ていると、なんと因幡(いなば)の白うさぎ! ボンドはワニの上をピョンピョン跳んで池の外に出る。

ここで余談。因幡の白うさぎのワニは古事記の原文では和邇と書かれていて、これを鮫だとする説と、ワニだとする説があるそうだ。

肝心のボンドガールはお姫様っぽい雰囲気のタロット占い師で超を付けたくなるような美女。 このボンドガール、ソリテールを演じた女優はジェーン・シーモア。彼女はボンドのインチキ占い、すべて恋に落ちるカードから1枚引いて、。いや、彼女はボンドに一目ぼれで、インチキ占いに引っかかったふりをしたのかも。

ボンドは2階建てバスで逃走したり、モーターボートで敵から逃れたりと、いつも通りの活躍。

ラスト、ソリテールを助け出してサン・モニークから脱出したボンドはソリテールと長距離列車に乗り込む。これで終わり。で、かと思いきや、列車内に潜んでいた金属義手の男と格闘することに。首尾よく窓から突き落とすことができて、やれやれ。これで。だが、列車の先頭にも不気味に笑う敵がいて・・・。


 


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