透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 松本市梓川梓の火の見櫓

2018-04-03 | A 火の見櫓っておもしろい


(再) 松本市梓川梓の火の見櫓 3脚〇〇3型(脚の本数に続けて屋根と見張り台、踊り場の平面形をこの順番で表記している) 撮影日180401





 この火の見櫓の特徴は脚部にある。2010年の7月に初めてこの火の見櫓を見たが、その時ブログに**脚元に目をやってびっくり。脚が地中に埋まっている。どうして? 理由が分からない。最初から埋められていたわけではもちろんないだろう。一体この火の見櫓に何があったんだろう・・・。後で埋土をしたわけでもない。他の場所から移設したとしてもこんなことにはならない・・・。**と書いた。

一昨日(1日)再び見たが、その時北安曇郡松川村の火の見櫓(写真①)を思い出した。「そうか、この火の見櫓は脚が極端に短いのだ。きっとそうだ。脚が松川村の火の見櫓より少しだけ深く埋められているだけじゃないのか」と思った。

安曇野市豊科の火の見櫓(写真②)のように伸びている単材の脚(脚を固定する部材が見えているから脚は②のように長くはないだろう)を埋めて確実に柱脚固定をしているのかもしれない。ちなみに手元にある火の見櫓の青焼き図面③では柱脚の根入れ深さは3尺5寸(約106cm)。