透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

cafe matka

2009-07-20 | A あれこれ



■ matka フィンランド語で「旅」という意味だとオーナーから聞きました。

柿渋を5回も塗って仕上げた板張りの床、珪藻土仕上げの壁、既存の仕上げを一部撤去、梁を見せた天井。これらの内装工事はオーナー自らの手によるとのことです。手づくりのザックリとした雰囲気の空間、ゆったりとした気持ちになりました。

このカフェのことは日曜日の午後によく行くカフェ・シュトラッセで知りました。ショップカードが置いてありましたから。



野菜カレー。せいろうで蒸した野菜! 玄米と白米をブレンドして炊いたライス。やや辛めのカレー、とても美味です。

食後にコーヒーを注文。豆は
カフェ・シュトラッセのオリジナルブレンド(←クリック)、ここでしか味わうことができません。

店内に小さな書棚があって、川上弘美の文庫が並んでいました。川上ファンとしてはうれしいかぎりです。

閉店時間は午後6時とちょっと早めです。これからは土曜の夕方にでも出かけるつもり。読書空間が松本市内でも見つかりました


 


安曇野の屋敷林 補稿

2009-07-20 | A あれこれ


 安曇野の景観を特徴付ける屋敷林。高木常緑樹が屋敷の北側及び西側をガードしていることは既に書きました。南側にも落葉樹が植えられていることがこの写真から分かります。落葉樹ですから、夏は陽射しを遮り、冬は陽射しを取り込むことができます。植物の季節的な変化を上手く利用しているわけですね。大きな蔵が敷地の端に配されています。この配置にも意味がありそうです(昔、川越で見た袖蔵には隣地からの延焼を防ぐという役目がありました)。




こちらはきちんと刈り揃えた、いちいの屋敷林。高さはどうでしょう、7メートル位はありそうです。

前稿で触れましたが、安曇野でも小さく分割された敷地に総2階建ての建売住宅が何件か並ぶ、そんな光景を目にするようになりました。

敷地に余裕がないからでしょうか、管理が大変だからでしょうか、植栽されていないケースが多いように思います。植栽は景観形成の重要な要素、是非木を植えて欲しいと思います。

木は建築の百難を隠し、景観保全に有効ですから。

安曇野の屋敷林

2009-07-20 | A あれこれ



 上の写真は安曇野で路上観察した屋敷林です。屋敷の北側と西側に林が形成されています。このような屋敷林をあちこちで見ることができます。中には下の写真のようにきれいに刈り込んだ屋敷林もあります。

安曇野 過去ログ






以上の4枚 20090718撮影




愛媛県外泊 198003撮影

一方こちらは石垣で有名な愛媛県は外泊の集落です。四国の西のはずれに位置する外泊は台風の通り道。このような石垣で強風から住宅を守っているのです。

安曇野の屋敷林、外泊の石垣、共に風を防ぐという役目を果たしています。その意味では共に防風垣と言ってもいいでしょう。「垣」には守るという意味があるんですね。漢和辞典で調べました。

風を防いで家を守る。そのために使う材料が地方によって違います。それがその地方の特徴的な景観を形成しているんですね。

外泊の最近の様子は分かりませんが、残念ながら安曇野では屋敷林の無い住宅がだいぶ増えて景観が様変わりしつつあります。

このような景観がいつまでも残っていて欲しいと常々思っています。