透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

伊東忠太

2008-03-01 | A あれこれ


■ 水原紫苑と三浦しをん、名前が似ている。こうして漢字で表記するともちろん違うのだが、作家の三浦しをんを和服でテレビに出ている歌人、そう水原紫苑と勘違いしていた。

「ナイトウタチュウ」と「イトウチュウタ」ふたりとも建築家だがどうも紛らわしい。

内藤多仲は東京タワーや名古屋テレビ塔、大阪の通天閣などを設計して塔博士といわれた建築構造家。今回引いたのは伊東忠太。建築家で建築史家でもあるこの人は夏目漱石と同じ年に生まれている(ことを知った)。

朝日新聞社が刊行した「二十世紀の千人」には日本の建築家が7人選ばれているそうだが、伊東忠太はその内のひとりだったとのこと。因みに他の6人は村野藤吾、前川国男、西山夘三、丹下健三、磯崎新、安藤忠雄だそうだ。

このように建築の世界では重要な人なのだが、ボクは「築地本願寺」の設計者ということくらいしか知らなかった。

少し調べてみたが、明治から昭和初期まで活躍した伊東は当時ヨーロッパの建築に皆が目を向ける中にあって、アジアの建築に注目するという独自の視点を持った人だったとのことだ。なるほど伊東の作品として先に挙げた築地本願寺のデザインは和風ではない、アジア的だ。

イラストに描かれている頭の上の塔はどこのものだろう・・・。この建築家には疎いので分からない、と正直に書いておく。

テレビで周防監督の「それでもボクはやってない」を観ていたので遅くなった、今回はこの辺で終わりにする。