こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

ハッピーフライト

2009-02-15 09:39:15 | 映画

Happyfltlog1月のロードーショー終了間際に観てきたので、今更ながらのインプレッション。

本当は去年の秋からの公開だったのだが、なかなか観に行けなかった。

「ウォーターボーイズ」、「スウィングガールズ」の矢口史靖監督の4年ぶりの新作と聞けば見に行かないワケにはいかず、終了間際に滑り込んだというわけだ。

航空会社や空港関係者、航空オタクの人にはそれなりの面白さがあるとは思うけど、正直映画としてはガッカリしちゃいました。 涙

どうしても矢口史靖監督なら今までの作品のノリを期待してしまうけど、それらとは異質。

副操縦士の田辺誠一が機長昇格をかけて、羽田からホノルルまでのチャーター便にて昇格試験に挑む。

人が良いけど、気が小さくてお調子者の副操縦士の奮闘を描いている。

機長は時任三郎。

生真面目で厳しいが、根は優しい職人気質のパイロットを好演してる。

Happyflt

当然、色々トラブルがあり副操縦士の田辺が戸惑いながらも、機長の助言を得て、解決していき、立派な操縦士としての自信を深めていくというお話だ。

一機の飛行機の運航には様々な人々が関わる。

空港でお客さんを迎えてくれる地上職は勿論、一般の人には馴染みのない飛行機回りのスタッフや地上職の人たち、そして管制官。

お客様に安全で快適な空の旅を楽しんでもらうために、多くの人たちが懸命に汗を流して頑張ってる姿が描き出される。

でも、それは通常業務の一環であって、前作の2本と明らかに違う。

「ウォーターボーイズ」、「スウィングガールズ」では今までにやった事のないものに取組み、挫折を味わいながらも、仲間全員で達成していくというストーリーだった。

みんなで頑張って何かを達成するという点は一緒ですけどねぇ、この飛行機トラブルが発生して、結局途中で引き返して羽田へ戻ってくるんですよね。

確かに事故は未然に防げたかもしれないけど、お客は予定通りにホノルルへは行けなかったわけで、ハッピーフライトというタイトルも納得できないなぁ。

それと全日空の全面協力というのも、映画をスポイルしてるね。

だってスポンサーにとってのマイナスな面は一切、映画には描かれないし、全日空はこんなにも頑張って空の安全に取り組んでますって、ただのPR映画になっちまってるよ。

お金を掛けないとするとこの方法しかなかったと思うけど、やっぱり残念。

架空の航空会社を舞台にもっとリアリティに溢れた運航状況を描いて欲しかったし、大胆なストーリー展開もあったらもっと面白かったと思ったね。

矢口史靖監督作品ということだけで、観るのならガッカリしてしまうと思う。

そうはいっても、航空業界や海外旅行なんかに興味ある人だったら、結構業界話もチラチラ出ていて、それはそれで面白いと思えるかもしれない。

そっち方面に興味ある方は是非DVDで観てください。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も観ました。 (みほ亭)
2009-02-15 23:15:05
私も観ました。
航空業界ってまるっとこんな感じで動いてますよ…
という、ご紹介DVDみたいでしたよね。笑
監督がとあるテレビで、取材した内容の数パーセントしか出せなかった…
というような事を言っていたので第二弾があると思われます。
でもあの内容で続編と言われても。汗
娘はとっても楽しかったと言ってました。
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>みほ亭さんへ (こだわり倶楽部)
2009-02-17 06:18:34
>みほ亭さんへ
ほー、観られましたか。
飛行機好き、航空業界好きには堪えられなかった作品だったかも。
まあ、子供にも好評だったですね、ウチの娘も面白かったといってました。
へぇー、矢口史靖監督がそんなことを言ってましたか。
だったらテレビシリーズでやってほしかったなぁ。
それなら十分ありだったような気がします。
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