こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

今こそ、変革の時

2011-02-13 09:14:37 | スポーツ

八百長騒ぎで大相撲が揺れている。

存亡の危機などと言われてるが、こんな伝統ある日本の国技を失くしちゃダメだろう。

今までに何回も八百長疑惑があったし、実際あるだろうとみんな思っていたはず。

今回の野球賭博での捜査で表に出ちゃったから、公然の秘密が正式に暴かれたに過ぎない。

もっと前に相撲協会自体が前向きに、そして積極的に八百長撲滅の為の改革を断行しておれば、防げたと思うと残念。

もう、これは完全に相撲界全体の甘えの構造が招いた結末だろうね。

どんなに歴史が古かろうが、国技だろうが、神事が絡もうが、ウソはいけない。

Ohzumoh

もともと、神事に端を発した興行=見世物だったから、ショー的要素が満載で観客が楽しければ良かったという時代もあっただろう。

今なお、そういう位置づけで皆が見ているのなら、それでもよし。

だけど、最近の世間の本物志向からいって、そんな茶番興行は見たくないはず。

一時期盛り上がったK1だって、真剣勝負の迫力がウケたわけで、ウソの多い世の中、人々は本物を求めているわけですよ。

相撲も神事と呼ばれてる部分と取り組み部分を切り離して、場所は徹底的にスポーツとしての真剣勝負の場とすべきだろう。

勝ち越しさえすれば、勝ち星を譲れる体質というのも、甘すぎる。

陥落して幕下になって給料ゼロというのも考え物。

誰だってそれは嫌だから、勝ち越し力士から一つ勝ち星を譲ってもらいたくなるのが人情だろう。

給料制を否定する気はないが、もっと薄くして、幕下まで広げるべき。

その上で、勝ち星の数に応じてプラスアルファのボーナスを出すようにすれば、かなり意識が改善されるに違いない。

見ていて勝負の世界という厳しさが足りないように思えてならない。

昔、貴乃花の人気があったのも、ガチンコ力士として八百長を一切やらなかった為だったそうだが、それも頷ける。

Wakataka

だけど、その貴乃花だって実の兄貴の若乃花との優勝決定戦を戦った時は、わざと負けたとしか思えない。

父の親方に暗に負けるように示唆されたからだとされるが、兄との不仲や親方とうまくいかなくなったのも、この一番が原因とされている。

その他にも稽古熱心で中々勝てない力士に褒美として勝たせるだの、およそ勝負事とは思えない話が漏れ聞こえてくる。

こんなことを平然とやってる世界だから、だんだんお金で星勘定を売買するようになるわけだよね。

そこへヤクザがつけこむという、最悪のシナリオになっていったわけも良く理解できる。

勿論、神事や興行に特化して伝統を守るという道もあるけど、それだったら外人力士を一切排除してテレビ中継もなしだね。

細々と続けていけばいい。

相撲を発展させたいのなら、外人枠とか設けず、真剣勝負のスポーツ化とそのルール作りを早急に整備しなおすべきだろう。

下手をすると日本人力士が壊滅する恐れがあるが、面白い相撲を見るための代償かもしれない。

個人的にはどっちでもいいと思う。

だけど、今の中途半端なままでは、こういったトラブルは起き続けるだろうし、どっちかへの舵取りは急務だと思うけどなぁ・・・・。


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