こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

Qちゃん復活!

2005-11-21 08:34:55 | ランニング

Qchan 昨日、Qちゃんことマラソンの高橋尚子選手が東京国際女子マラソンで優勝した。

2年前、失速して優勝ばかりでなく、アテネ五輪の切符すら逃したあの屈辱の大会だ。
輝かしい実績・戦績を持つ彼女だが、よほど悔しかったのであろう。今回の大会へかける意気込みがレース前から伝わってきていた。

小出監督との決別、チームQの設立など、万難を排しての準備だったようだ。何かする度に週刊誌に書かれ、一度転落すると、人はいつも厳しい目で見られる現実がある。

今回も走る前に、軽度の肉離れ症状を発表するなど、本当に大丈夫なのかとやきもきさせていた。

そんなことを全て吹っ飛ばすレースだった。前回の失敗の轍を踏まない、まるで逆の展開だった。
復活を賭けた運命のレース、なんだか悲壮感すら漂わせて、スタートしていった。

レースの内容はニュース報道等で御存知だと思われるので割愛するが、35km過ぎのスパートからゴールまで、一気に駆け抜けていくその姿はあのシドニーの時の再現のようだった。

国立競技場へ入ってくると大きな歓声が沸き、映像を見ている私もとっても感動していた。

レース後のTVインタビューでも感動を呼ぶコメントがあった。「24時間は全ての人に平等に有ります。それを生かすも殺すも自分次第です。」のようなことを言っており、こうも言っていた、「自分が頑張れる事で、中高年の方も含む全ての人に夢や感動を与え続けたい。」

受け取る人によっては、そんな事は分かりきってるし、随分尊大な発言だろうが、この2年の苦労を乗り越えてきた彼女なら許せるし、感動もするのだろう。

しかし、彼女も33歳で、今がピークだろう。或いは、少し下り坂にかかってきてるかも知れない。バルセロナ、アトランタでメダリストだった有森裕子さんもアトランタで30歳だった。

単純に年齢だけで比較しても無意味なのは分かっているが、スポーツの世界では肉体の衰えは容赦のない結果を招く。そして悲しいことに加齢による肉体の衰えはある程度遅らせることが出来ても防ぎようがない。

今回の復活劇を心から喜ぶものの、北京オリンピック出場を目指してそれを完結という風にしているのなら、真のリベンジ達成はいばらの道といえるだろう。

1人のファンとして常識を覆す活躍を心から願っている。

ランキングに登録しています。→人気blogランキング クリックしていただけたら嬉しいです。