こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

除菌魔

2005-11-10 08:51:38 | 日常生活

貴方の周りに極端な潔癖症な人はいませんか?

最近お邪魔した、あるブログで極端な例を見かけて共感したので、今日はそれについて書いてみたい。

その体験談とはスポーツジムでのことだ。人が使った後の汗で濡れている器具を使うのは誰だって気持ち悪いと感じる。ここまでは一緒である。ところが、大型のボトルタイプの除菌という大きな文字の入ったウェットティッシュを持ち歩きながら、必要以上に熱心かつ丁寧に除菌する姿を見かけて、とても不快に思ったとの事だ。そこまでやられると、俺達が汚いのかーっていう反感を覚えたそうだ。

最近のこうしたスポーツジムでは各器具にタオルを常備していて、使用後は自分の汗を拭うことを義務付けている所が多く、私の通っているジムでも入会時のオリエンテーションでそう指導している。そうでないとしても、使った後の汗を拭うことは常識だろう。

しかし、ここまで熱心に除菌されると、その行動が周りの人たちの反感を招いてしまっても致し方ないだろう。ばい菌から自分を守るという自己防衛の姿勢を否定するつもりもないが、もう少し上手く出来たのではと首を傾げたくなる。

もう少し小さめのウェットティッシュを用意し、さりげなく拭くという程度で充分ではなかったのか、世の中雑菌や大腸菌で溢れていて日々それらと付き合っていく中での過剰反応という気がしてならない。

電車でつり革を直接つかむのが嫌でハンカチと一緒につかむ人がいるが、驚きはしても反感は持たない。しかし、つかむ前につり革を丁寧に除菌する姿を見かけたとしたら、「何だ、こいつ!」と反感を持つのでは?

社会で生きていく上で、人と関わりあって生きていくことは不可避で、周りに不快感や反感は招かないように極力抑えていかねばならない。これは常識である。ちょっとしたことであっても、大きなトラブルに発展するとも限らない。

自分本位の生き方をする人は自分しか見えてなく、周りを思いやる気持ちが欠けているようだ。ほんの少しの思いやり、優しさがあればそれが潤滑油になって気持ちよく過ごせる社会になるのにと思ってしまった。

明らかにルールを破っているのなら、注意することで気づかせる事が可能だが、そこまで大きくない、些細なことである。だからこそ、各々がさりげなく自分に注意して気を配りたいものである。

これは他人事でなく、自分自身ももう一度振り返り、改めて自分への戒めとしたいと思った。

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