こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

今どきの子供達

2005-11-04 07:39:14 | 受験・学校

最近、物騒な世の中になってきた。特に変質者による児童に対する事件が後を絶たない。

従って、近頃では小学校に於いては不審者から児童を守る対策として保護者達にパトロール要請が度々あったり、学校内に入る時は父兄である旨の名札を付けて、必ず受付を済ませてから構内へ立ち入る様になっている。そして児童には寄り道をせず、まっすぐ家へ帰るように、そして途中で知らない人に声を掛けられても決して付いていく事のないよう指導している。

世間でこれだけ変質者や変態者が無防備の学校を襲ったり、そして学校帰りの児童を誘拐して、多くの尊い命を奪ってきた事件が多発してきている昨今、むしろ遅きに失している感があるぐらいだ。

我が家でも小学校1年生の娘がおり、決して他人事ではない。

娘がもし、何かしらの事件に巻き込まれたりして、そのかわいい命を落とすことになる悪夢を想像するだけで、発狂しそうになる。そして、そういった憎き犯人にいとも簡単に幼い命を奪われて号泣する両親をテレビで見ると、こっちまで同じ気持ちになってきて胸が張り裂けそうになる。どうしても、自分がそういう立場に立たされたらと考えずにはいられない。

ただ、学校や親の気持ちが肝心の子供達にどの程度伝わっていて、どう理解されているかが問題だと思っていた。

先般、ウチの子供が近所でよく遊ぶ友達のお母さんから車で家まで送ってあげると言われて、断ったそうだ。知らない人ではないのに、何故と娘に聞くと、微妙な抵抗感があったようだ。勿論、顔は知っているが、そんなに話をしていたわけでもなく、車に乗り込むことに抵抗感があったようだ。

また、逆の立場でこんな事があった。両親を連れて靖国神社へ行ったおり、何処の学校か分からないが、制服を着た小学校低学年の女の子達数人が下校しているのを見かけた。もの凄く制服が似合っており、かわいいなーと思いつつ見ていると、私の親父がこの辺の恐らく有名私立だからチョッとどこか聞いてみてというのである。

普段なら、そんな事は絶対にしない私だが、老人2人を連れての変質者には見えないだろうと声を掛けてみた。するとその女の子達は立ち止まり、とても困った顔でみんなでヒソヒソと話し合い、申し訳なさそうに学校の決まりで知らない人には一切そういった質問には答えてはいけないと言ってくれた。そしてスイマセンでしたと言って、頭を下げて去っていった。とても印象に残る出来事だった。

この2つの事例が全てではないが、子供達はちゃんと分かってるから安心だという思いと真の犯罪者はもっと巧妙な手口を用意するだろうから、本当に大丈夫だろうかという不安の両方を感じた。

そして、人と人との触れ合いが気楽に出来なくなったなーとも思う。ウチの娘を送ってくれようとしたその母親に失礼があったかもしれない。また、私のようなヒゲオヤジが児童に声を掛けようものなら、間違いなく変質者に思われるだろうし、自分でもそれを未然に防ごうと自制してしまう。

まことに、住みにくい世の中になったものだ。

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