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2008-04-05 12:05:22 | セミナー

Tsao, D. Y., Freiwald, W. A., Tootell, R. B. and Livingstone, M. S. : A cortical region consisting entirely of face-selective cells. Science, Vol. 311, No. 5761, 670-674, 2006
Abstract

「顔」選択的細胞のみから成る皮質領域

(要約)
「顔」の認知は霊長類にとって極めて重要な認知技能である.ヒトおよびマカクザルでは機能的MRIにより,「顔」の画像を見ている場合に,物体の画像と比較して(有意に)血流を増加させる一連の皮質領域が明らかになっている.しかしながら,機能的MRIで同定されたこれらの領域内の単一ニューロンの刺激選択性は調べられていない.われわれは機能的MRIを使用し,2匹のマカクザルで,最も広い「顔」選択的領域を単一ユニット記録のために特定した.この領域の視覚応答的なニューロンのほとんど全て(97%)は強い「顔」選択性を有しており,マカクザルにおいて「顔」情報処理に特化した皮質領域の存在が示された.

(感想)
Dorisのちょっと前の仕事.
隙間を埋めた意義ある仕事と思います.
統計はちょっとずるいかな.(他人のことは言えません.)