カントウタンポポの花に隠れているのは、ルリマルノミハムシ。体長4ミリと非常に小さく、タンポポの雌しべと同じぐらいの大きさだ。近づいて写真を撮ろうとするといつもどこかに飛び跳ねて逃げてしまうが、この日はおとなしくしていてくれた。このあたりでは、ほとんどがカントウタンポポでセイヨウタンポポはほとんど見かけることはない。
早春のコナラ林の中を舞う、ミヤマセセリを期待したが、陽射しが乏しい上に気温が低く徒労に終わった。帰り際に、出始めたコナラの若葉に動く小昆虫を発見。今まで見たことがない、ハムシの仲間だ。まだ、同定が出来ていないが、早春の林を背景にハムシのペアという春らしい雰囲気の画像を得ることが出来た。
春の妖精シュンラン。雑木林の下草が出てくる前にいち早く花を咲かせる美しい野生の蘭だ。先週、毎年観察している地元のフィールドに探しに出かけたのだが、見つけられずがっかりして帰ってきた。盗掘されてしまったのだろうか?野生の蘭は植物愛好家と呼ばれるコレクターにより狙われるケースが多い。ただ、単に探し方悪かったことであって欲しい。
変わって本日、休暇を取って春の女神、ギフチョウ探索に出かけたが、冬に逆戻りしたような、風の冷たさと気温の低さ。久しぶりにグローブを付けての散策となった。チョウどころかハエすらも飛んでいない死の世界。結局、ギフチョウの姿を見ることが出来なかった。
そんな中で唯一の収穫がこのシュンラン。ギフチョウの尾根道に点々と咲き、わずかに出た春の陽射しがこの可憐なシュンランに降り注ぎ、まるで雑木林の中にほのかな灯りが点灯したように見えた。
変わって本日、休暇を取って春の女神、ギフチョウ探索に出かけたが、冬に逆戻りしたような、風の冷たさと気温の低さ。久しぶりにグローブを付けての散策となった。チョウどころかハエすらも飛んでいない死の世界。結局、ギフチョウの姿を見ることが出来なかった。
そんな中で唯一の収穫がこのシュンラン。ギフチョウの尾根道に点々と咲き、わずかに出た春の陽射しがこの可憐なシュンランに降り注ぎ、まるで雑木林の中にほのかな灯りが点灯したように見えた。
ここの所、風が強い日が多い。公園の水辺のヤナギの新緑が風に揺れていた。
コブシの白い花は、太陽に照らされ眩しいばかりだ。
クリの木では、クリオオアブラムシが羽化していた。アリが集まってきて、アブラムシを刺激して、蜜を出させていた。
里山に春を告げるチョウとして知られる、ミヤマセセリが早くも出てきた。ヤマルリソウを探している途中に、林道の端を黒い灰のようなものが横切って行った。しばらくすると枯葉に止まったので、見てみるとミヤマセセリだ。早春限定かつ、生息地も局所的であるため、出会えたときは、嬉しくなってしまう。その他、コツバメも出ていた。ムラサキシジミだと思ってホソミオツネントンボの方を追いかけていて、コツバメだと気づいた時には、あっという間に消えてしまっていた。春先のチョウ探しは楽しいものだ。
午後遅く、フキの花の下にぶら下がり休んでいたモンキチョウが再び出てきた陽射しに誘われてフキの花の上に昇ってきた。逆光に浮かび上がりとても綺麗だ。やがて充分に体が休まると、どかへ飛んでいった。
冬の間、殺風景だった山の景色がピンクや緑の春らしい色に染まってきた。
淡いピンク色は楚々として咲くマメザクラだ。毎年ソメイヨシノが咲き始める頃、山では満開を迎える。アブやハチやチョウの類がやってきて忙しなく花の蜜を吸っている様子が観察できる。
クロモジやフサザクラもかなり花が付いてきた。日ごとに季節が早いスピードで進行していく。いよいよ春本番だ。
マメザクラ。
クロモジ。
フサザクラ。
淡いピンク色は楚々として咲くマメザクラだ。毎年ソメイヨシノが咲き始める頃、山では満開を迎える。アブやハチやチョウの類がやってきて忙しなく花の蜜を吸っている様子が観察できる。
クロモジやフサザクラもかなり花が付いてきた。日ごとに季節が早いスピードで進行していく。いよいよ春本番だ。
マメザクラ。
クロモジ。
フサザクラ。