スプリングエフェメラル#4

2009年03月27日 | Weblog
春の妖精シュンラン。雑木林の下草が出てくる前にいち早く花を咲かせる美しい野生の蘭だ。先週、毎年観察している地元のフィールドに探しに出かけたのだが、見つけられずがっかりして帰ってきた。盗掘されてしまったのだろうか?野生の蘭は植物愛好家と呼ばれるコレクターにより狙われるケースが多い。ただ、単に探し方悪かったことであって欲しい。
変わって本日、休暇を取って春の女神、ギフチョウ探索に出かけたが、冬に逆戻りしたような、風の冷たさと気温の低さ。久しぶりにグローブを付けての散策となった。チョウどころかハエすらも飛んでいない死の世界。結局、ギフチョウの姿を見ることが出来なかった。
そんな中で唯一の収穫がこのシュンラン。ギフチョウの尾根道に点々と咲き、わずかに出た春の陽射しがこの可憐なシュンランに降り注ぎ、まるで雑木林の中にほのかな灯りが点灯したように見えた。



Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする