ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

犬猫ボランティア記

2018年10月30日 | ペット

「りゅうちぇる」と呼ばれているご近所猫 ♂

 

先日、「りゅうちぇる」が黒ネコ♀の背中にまたがって首筋を噛んでいるのを発見したので:「コラッ」と叱って黒ちゃんに手持ちのカリカリを差し出したら「ナ〜ォ〜」と喜んで飛んで来たのでした。りゅうちぇるは気まずそうにしてました

こっちおいで

 

りゅうちぇるはモテる

ようで、りゅうちぇる色と柄の子猫もいます。これ以上りゅうちぇるの子どもを増やすわけにはいかないので、捕獲して手術です。俊敏そうだなー・・

顔を出している白ネコ「たっちゃん」

たっちゃんもモテます。たっちゃんそっくりの子猫もいるので、たっちゃんにも「上がって」もらいましょう。ちなみにシャムちゃんはオスだけで3匹いて、それが沖縄のスゴいところ。シャム猫が野良なんだからね

シャムMIXで、うすいキジ柄で目がブルーという美猫も沢山います。ヤザワが公園から保護したパリスもブルー・アイのシャムMIXです。こんなに美形な猫がゴロゴロいるというのに、ペットショップでも猫を販売しています。フツーにアメショとかチンチラとかフツーに高額で売られてますが、似たような猫がいくらでもいますよ。今は購入時に手術をしてしまうようだけど、以前は手術をしてなくて、逃走して子孫を作ったんでしょうね。

 

10月いっぱいの期限付き『さくら猫無料手術』byどうぶつ基金の無料チケットを8枚いただいて、11匹手術しました。3匹分はボランティアの持ち出し。例によって♀を捕獲したいのに♂が捕れてしまって、ついでに手術してもらったのでした。

 

京都から帰って仕事の準備を3日ほどしてから台湾へ飛び、3日ほど働いて帰って、それから25、28、30日と4匹、4匹、3匹と手術をするために、前日の24、27、29の夜は捕獲、手術当日は朝夕の送り迎えをし、何かと慌ただしい日々でした。

 

やはり手術の日は、「大丈夫」とは思っていても、なんとなく落ち着かなくて集中する仕事は出来ない。雑用に近い仕事しか出来ないんです。

 

9月にいっせいに手術した黒猫一家も偵察に行って、増えてないか、病気になってないかチェックしてます。

元気〜?

チビのママ、ツヤツヤ

グランマも達者でした

しかしチビより小さい子猫が・・

写真を撮って気がついたんですが、手前のチビ(大きくなってるし!)をまたいでる筋肉質な体格は去勢されていないオスだと思う。手術するとテストステロンが減るのでマッチョ体格じゃなくなるから。

このコロニーはグランマが気っぷがいいので「黒猫」だと受け入れてあげている様子。

 

初めて見るチビは今回手術したキジ柄のママの子猫のはずで、ママには同じ大きさのキジの子猫もいるんです。黒チビはこのコロニーにお父さんがいるので、パパに付いて来た様子。

 

生活保護の多頭飼育現場は:さらにスゴいことになっていて・・

庭にマットが放置

猫にオシッコされて放り出したんでしょうか。猫には絶好のくつろぎ場になってますが・・

チビも男っぽくなってきた

新入りチビは女の子のようです。まだ2ヶ月ほどなので、3、4ヶ月は大丈夫。チビは半年ほど大丈夫。あとは住人が長生きしてくれればオッケーです。こんなに沢山の猫を全員・急には引っ越しさせられないので、住人の方には長生きしていただかないと。

 

もう手術しないと妊娠する、(オスは)ケンカするというタイミングで無料手術が申し込めないと、身銭を切って手術をしてしまいます。多頭飼育崩壊現場は、住人が精神的に問題があることも多いんです。せめて妊婦になる前に、高額手術になる前にしてしまうのです。

 

先生、よろしくお願いします

1日の手術は10匹まで。それでも「こんなに手術する獣医いないんだから もう精神的に限界」とぎゅうぎゅうのスケジュールに悲鳴を上げながらしてくれます。

キャリーに移すことも出来ない凶暴なコは捕獲機ごと来ます

シャーッ

みんな頑張るのよ 後でね

手術が終わると先生から電話をいただくんですが、最終日の今日、1匹・手術中に亡くなってしまいました・・・

サクラ耳になって旅立ってしまいました

先生の説明によると、「交通事故に遭った猫のようで、足も開かず、相当に大きい腫瘍が横隔膜の傷を塞いでいたので呼吸が出来ていたけど、腫瘍と子宮を取ったら穴が空いていて空気が漏れて呼吸が出来ず、カテーテルとか色々処置をしたんだけど、手のほどこしようがなくて・・」

ということでした。ビミョ〜なバランスで生きていたんですね 悪いことした

ガリガリでほとんどゴハンを食べなくて、バッチフラワーエッセンスの「オリーブ」をゴハンに垂らしたら食べるようになって、ちょっとだけ肉が付いた感じの2ヶ月ほどの付き合いでした。

 

癌だとは思ってたんですが、2ヶ月ほどの子猫を1匹連れていて、シャムの♂と一昨日、近い距離にいたので、「やっぱり手術しておかないと」と思って、捕獲してしまいましたが、自分の勘を信じて放置しておくんでした。どのみち長いことはなかったと先生も言ってたし。。夕べまで捕獲機に仕掛けたマグロを食べようと入るくらいには食欲もあって歩いてたのに。。。

         

「お力になれず申し訳ありません」と仰る先生に、「こんなに弱ってるコを頼んだ私が悪いんです」と、激しく落ち込みました。。

自分の猫なら受診させて手術出来るような状態か調べてました。末期癌と分かれば手術はせず、そのままにしていました。しかも・そうだと思っていたのに、無料チケットがあるからと焦って早まったことをしてしまったんです。

「ママ、お帰り〜」

「寝てる」

「もう起きてよ」

「ママがヘン・・」

 

「ごめんね。チャボ(子猫)はちゃんと世話するから安心してね 」とチャボママに話しかけて帰ってきました。

チャボママは、今晩は保護していたお婆さんが手元に置いて、塩とお酒で身体を拭いてもらうそうです。明日以降、保健所で荼毘されます(焼却)

 

けっこーオチてますが、チャボママが焼却される時には、元気で生きていたのにガス室で殺処分された何匹の猫達も一緒なのです。ガスで死にきれずに生きているコも一緒に焼却されると思うと、明日からもまた近所で猫パトロールをして、手術していない猫を見つけて、殺されないようにしなくては。と決意をしました。

 

私は野良猫ボランティアのキャリアは浅く、これまで里親を見つけたりしているくらいで、最終的に野良猫を看取ったことがないんです。

ゴハンもウチの猫のゴハンよりずっと安いカリカリとレトルトとか缶詰なので、病気になっても不思議じゃないのに全員を病院に連れて行くのは無理なのです。

 

「もう死んだらすぐに市役所に頼む。今、生きてる子を助けることだけを考える」とボランティア仲間は落ち込んでるヤザワに声をかけてくれました。

 

沖縄に引っ越して間もない頃、ファミマの駐車場で、疥癬で耳が溶けそうになっている猫に「助けて〜」と寄って来られたことがあるんですが、当時はどうしていいか分からなくて、逃げてしまいました。連れて帰ってウチの猫に感染しても困るしと。

 

今なら

 

とりあえず何かゴハン(コンビニで買ってもいい。猫が好きそうな魚系缶詰とか)をあげつつウチに誘導して、ゴハンを置いてる間にロー・ココナッツ・オイルを取ってきて、疥癬部に塗ります(スポイトで落とす)。自分もウチの犬猫も全員、何かとココナッツ・オイルを塗るので、もうスポイト付きのガラス瓶に入ってるんです。(フラワーエッセンスの空き瓶)

 

ココナッツ・オイルは猫疥癬にも素晴らしく効いて、これで何匹も耳がなくなりそうになっていた猫を救いました。ボランティア仲間にも教えて、ゴハンにもオイルを混ぜてあげるようになりました。まあ安いゴハンじゃ・・というのもあるけど。。

 

このバタバタしてる中、27日の早朝には国頭村の「やんばる国立公園」へバード・ウォッチングに行った時、「ヤンバルクイナ」を1羽だけ飼育してる施設にも寄って、野生では声しか聞けなかったヤンバルクイナの生体も見てきました。

その施設では:餌は野生と同じように、飼育場を庭のようにして、土にミミズとかカタツムリを放して、クイナが自分で探して食べるようにしていました。

 

本当は野生に返したいので、模型のようなハブとかマングース、カラスの天敵オモチャで逃げる訓練をさせたり、交通事故に遭わないように車を避ける訓練などを経て、合格した鳥だけ放鳥されるようです。それでも施設に帰ってきてしまうクイナも多いそう。やっぱり野生はクイナにも厳しいんですね。

 

猫も、ネズミを捕まえて食べたら安いカリカリよりは身体にいいのだろうかとふと考えてしまいました。

室内飼いの猫はそんなワケにはいかないけど、野良ちゃんならどうなんだろうか。やはり食べても寄生虫とかで身体には良くないんだろうか。カリカリのほうがマシなんだろうか。

 

けっこー探究心が無駄なほどあるので、もし身体にいいようであれば、ヤンバルクイナのように、子猫のうちからネズミを捕って食べるという訓練をして、本来の肉食100%に戻してあげたい気もします。

 

それか何か他に手はないか。ロー・ココナッツ・オイルはゴハンに混ぜちゃえば猫もフツーに食べるけど、ココナツ・ヨーグルトとなると食べない猫がほとんど。ウチの猫は全員・無理矢理・食べさせられているのでツヤツヤですけどね。ライトだけは喜んで食べてます

  

 

ライトを引き取った「ワン’s パートナー」も毎回、保健所で殺処分待ちの何匹もの犬から2匹とか1匹とか引き出し、手を合わせて帰ってきているので、ボランティア活動というのは本当に精神力が要るし鍛えられる。

 

でも、ただ「死」というのに慣れるだけじゃなく、何か発見もしていきたい。ホリスティックな実験が出来る最高の環境だと思いたいんです。それと終末期についても。

 

今回のチャボママのことは本当に悔やまれます

 

ごめんね・・・

 

 

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