ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

ノエルとの約束

2016年03月11日 | ペット

               身軽になって帰宅したノエル

 

今朝方、ノエルのハウスで音がしたような気がして:「ハッ!ノエルが苦しんでる!?」と目が1度覚めました。

目が覚めて考えてみれば:「そんなわけないんだよな」と、また寝ようとしたけど寝れなくて、朝から雑用をこなし、ゴミの日だったので、ここ何日かでノエルに使ったシートをまとめて出したり、ついでにノエルの服を洗濯したり、ノエルの火葬場を検索したり、予約を取ったり。

 

服はとても捨てれません。闘病中も着せてましたが、これを着て楽しそうに散歩してた思い出のほうが苦しんでた思い出より多いんです。首輪もリードもノエルの臭いが消えるまではハウスに入れておきます。ネコ組も落ち着くから。

 

今朝は2ヶ月来初めてジュースを作りませんでした。

 

ジュースを作り出す音がすると、ノエルが居るハウスから「うぇ~・・また今日もジュース作ってるし・・」とイヤそ~な気配が伝わってくるんですよ。フツーに呼んでも来ないので、大声で呼んでイヤイヤ来たノエルに「こぼしたり出しちゃダメよ」と言って流し込んで飲ませてたという。

 

今日はサボったけどニンジンもビーツもセロリもレモンもチアシードもまだいっぱいあるので、明日からまた作ってネコ組と一緒に飲みます。ノニもサジーも残ってるんですよ。しかもノニもサジーも追加注文までしてあったという

 

 

火葬の最中は:永遠の別れ ー哀しみを癒す知恵の書 エリザベス・キューブラー・ロス著

 

の(私にとって)必要な項目を読んで待ってました。

選んだ項目は:「涙」「天使」「夢」「つよさ」

 

「涙は内的な苦痛が外にあらわれた表現のひとつ」「悲しみが存分に表出されたとき、その悲しみは終わる」「長い間涙をこらえているよりは泣いたほうがずっといい。あなたに代わってだれかが泣くことはできない」

 

「天使とは日常のなかにあらわれる非日常のことである。悲観のさなかにはとくに天使を必要とするものであり、天使はきっと助けにきてくれるに違いない」

 

「夢が教えてくれるのは亡き人の本質であり、亡き人は本質においては、病院で泣きながら別れを告げるような病人ではなかったということだ。葬儀場で目撃した、あの遺体も、亡き人の本質ではない。亡き人は健康かつ完全無欠であり、むかしからよく知っている、そしていま再会を希求している、その人そのものである」

 

「つよさとは冷血を意味するものではない」

******************************************「永遠の別れ」より抜粋

 

自分に言い聞かせるために書いてます。

 

「ホスティング・エンジェル」を終えたばかりなので不思議な感じがします。

 

私は「絶対にノエルは治してみせる」と意気込んでましたが、深層意識に深い絶望感があったんでしょうね。獣医の言ったことなんかクソだ、とは思いつつ。病名を聞けば大腸ガンよりずっと深刻であることは素人でも分かる。実はホメオパシーでも手遅れだとは思っていたのかもしれない。

 

天使に願いは聞かれなかった、というより、精神的にかなり安定してました。映画を観たり(してたんだよ)オペラを観たりする余裕が出来てたから。そうでなかったら自分が体調を崩していたでしょうね。3時間半以上は連続して出かけないようにはしましたが。引き寄せた天使(非日常)に「助けられた」んですね。

 

私は「天使は存在するのか?」なんて考えたこともないタイプの人間だし、今でも深くそれについて考えてもいません。なので「天使とは日常の中にあらわれる非日常」という定義はしっくりきました。

 

読んでるうちに集骨となりました。火葬場は焼却炉という感じでした。棺とかエコじゃないし自分もこれでいいとは思いましたが、点火は立ち会いませんでした。さすがに無理。

ノエルに持たせたのは:私の(若い頃の)写真とカンガルー肉、畑でよく食べていた(胸焼け用)草と「さし草」と呼ばれる白い花を付ける雑草のような注目のスーパーフード。近所で刈ってきました。お花を買って焼くより、食べてた草と見慣れた風景の花がいいかと。

 

「ノエルは今度は私の夫になりなよ?」と苦しい最中にプロポーズしたら:「ええ!?あんたの旦那?そりゃまた威張られるな」と驚いて言われたので、慌てて「大丈夫!人間に生まれれば対等だから!」と言ったら「それもまあ楽しいか」と初めてタメ口を叩いてちょっと笑ったのでした。意識がある時にね。

ノエルは実は面食いで、「カワイイ女子」には全っ然!態度が違ったんですよ。オスカルもだけど。。アタシだって若い頃は!ということで・かつてのアー写を持たせました。

 

カンガルー肉の中に骨も入っていたから焼け残っていたので、一緒に集骨しました。オーストラリアで肉にされて来て日本で弔ってあげれば成仏するかも。

 

ノエルの残したもの:カンガルー肉7キロ。ノニジュースとサジジュース。服がTシャツ3枚と冬物3点。リードと首輪。お皿はバニラからのものでした

そして特製ジュースレシピと芋粥と「天使」。

 

ジュースを作ってたまには芋粥も食べてネコ組にカンガルー肉をあげて、みんなでノニとサジを飲んでいきます。

 

 

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