昨日、テレビで「インビジブル」という映画をやっていました。
これは、透明人間を描いたホラー映画です。
2000年の作品で、透明人間への変化の過程など、(当時の)最新の技術で精密に描写されていました。
ここで、ちょっとした疑問が。
全ての細胞が透明になってしまったのに視力が保てるのか?
また、すでに生えてしまっている頭髪なども透明になるのか?
後者については表皮細胞や歯、爪にも言えることかも知れませんが、透明になる仕組みが詳しく解説されていないので、これ以上の突っ込みようがないですね。
あと、「透明人間は色々と便利そう!」と思いがちですが、逆に心配事も多いのでは?
ということで考えてみました。
- 基本的に外出は全裸。よって、冬場は辛い。出来れば、南国で暮らしたいですね。
- 裸足で外を歩きまわるので、ケガをすると大変。足も、血液も透明なため、絆創膏を貼るのも難しい(目を閉じて絆創膏を貼るようなもの)。
- 店で何かを盗ろうとしても、品物が透明になる訳ではないので、品物が空中を浮いている様に見える。よって、結局、人目を避けねばならない。
- 食べたものは透明になるのか? ならないなら、食べたものが徐々に消化されていく様子が、外から丸見えで恥ずかしい。
- 電車等にはタダで乗れるが、席に座ると、そこが空いているように見えるため、上に座られる可能性がある。よって、車内でも常に人を避けねばならない。
- 道路を歩く時も、車やバイク等はこちらを避けてくれないので、常に周辺を見回しながら歩く必要がある。
ちょっと考えてみても、こんな感じなので、まだまだ、ありそうです。
せっかく透明になっても、人を避けて暮らすなら、その意味は半減しますね。
よって、透明になるなら、この映画の方法より、別の方法、特に必要な時にだけ、透明になれる方法が良さそうです。
例えば、「光学迷彩」という技術。
これは、映画「007」のボンドカーが姿を消していた技術で、液晶パネル等に姿を隠した上で、パネルに周囲の景色を映し出すことで、見え難くするものです。
考え方としては、「忍者の隠れ蓑」や「カメレオンの皮膚」に近いですね。
また、別の方法ですが、映画「ファンタスティック4」では自らの周辺の光を屈折させて、透明になっていました(これも本人は周りが見にくくなっていると思います)。
「プレデター」なんかも前者の技術だと思いますが、実用化は、このあたりからでしょうね。
透明人間は、熱、冷、痛、などの感覚を司る器官も透明ですが、感覚は残ってるのか??などと考えていたら、訳分からなくなってきました。
ひょっとして、何処かから、透明人間に、見られてたら~(~_~;)
な~んて、考えたら…、もうつまみ食いも、うたた寝も出来ません。(>_<)
「細胞や物質が透明になっても、その機能は保持する」という前提の上で透明人間は成り立っています(お約束)。
が、視力だけは光を網膜が捕捉して「見える」はずなので、透明、つまり、光が100%、体を通過してしまうなら、何も見えないはずなんですよ。
もしくは、目だけ透明ではないとか。
これも相当、怖いですが。。。
いずれにせよ、日本では透明人間は独力で、冬を越せないでしょうね。。。