片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

リハビリ入院10日目、「投げ輪」を摘まんで、入れる・・・グレードアップ作業療法

2011-09-21 13:17:49 | 「リハビリ」

             

 今朝の目覚めは5:00、少し早い、ベッドへ戻り横に、再度の起床時は7:15分、室内灯は点灯され、机上には本日の診療予定が届けられていた。
 洗面後の早朝トレーニングは5階病棟を巡る一周コースを2廻り歩行訓練
 PT Y先生に指導受けた、麻痺左足膝を高く挙げ第一歩、膝を折り曲げ体重を乗っけて、右足を前に、同じく膝と体重移動に留意して左足を出す。
 2年前にも同じ訓練動作を受けながら、つい楽な歩き方になると「分銅廻し」になって、横から麻痺足を廻して歩を進めている。
休憩は食堂、もう既に5~6人の患者さんが寛いでテレビをご覧になっている。
 正面の壁には童謡「小さな秋みつけた」の歌詞が大きなポップ用紙に掲示、小さな声で口ずさみ、
発声練習と近づく秋を思い起こす。
 テレビは接近する台風15号の進路情報と昨日近畿地方の河川氾濫が報じられ、淡路島洲本市の増水する河川の凄さに驚く。
 淡路島は高い山が少なく、夏場は水不足に悩まされる兵庫県唯一の渇水地域と認識していたことが覆される大水に集中豪雨の凄まじさに驚嘆する。
 戴いた本日の診療予定、9:00~9:40 OT作業療法、10:00~10:40 PT理学療法、11:20~12:00 OT作業療法、20分毎午前中に集中している。
 「気」を午前中に集中するべく、朝食後は起立して、両手を組んで左右に「ねじり」・「広げ」、両手を「横に」・「前へ」を各20回、準備体操を兼ねたトレーニングに取り組む。

 9:00 作業療法T先生、初めはベッドに仰臥してストレッチ、肩甲骨筋を充分にほぐして貰ってから、麻痺手を直角に挙げてカウント20の固定。
 今迄は肩に力を入れて支えていたのが僅かながら肘をイメージしながら保持可能になったのが嬉しい。
 次に挙げた左手で時計回りで円描きを5回、一旦降ろしてから逆方向に5回、8年前西宮「協立リハビリテーション病院」作業療法で受けた施療を想い出す。
 当時と比べて機能回復していない麻痺上肢機能に悲観するか、リハビリを怠けていたことを反省するか・・・他人に責任を転嫁するわけにもいかず、唯、現行リハビリ医療行政の中で施療頂ける喜びを最優先したい。

 10:00 PT  Y先生、2階トレーニング室前の階段を利用して「普通昇降練習」、麻痺左足を大きく上げて第一歩、麻痺左膝の折り曲げをイメージして、麻痺足裏に体重移動を確認してから右足を第2歩として踏み出す。
 先日Y先生に撮って貰ったデジカメ写真を見ると視線は足元ばかり、体は右に極端な傾斜を示し、後姿はヒドイ前傾姿勢・・・一つ一つイメージ訂正しながら、2往復介助支援していただく。

 11:20分、再度OT T先生、テーブルに座って作業療法は「ピン大・小」・「ガラスおはじき」、両手を膝に置いて机上に出す要領で肘を使って「保つ」・「伸ばす」・「曲げる」動作イメージを念頭に指先一点に「気」を集中する。 続いて木製サイコロ4~5ケの積み上げ、親指と人差し指で挟んでおく所まではいくが肝心の指が開いてくれない。
 4ケ積み上げが成功しない、その内、肩に入った力が限界に達し、疲労感がピークに達する。
 膝に手を戻すとT先生、左肩を挟むようにほぐして貰うと「スーット」と硬いながらも元の筋肉に戻るから不思議。
 自宅へ帰ってからの自主リハビリが継続しないのは疲れた時、T先生のような黄金の指先に恵まれない事だと勝手に自己弁解する。
 最後は作業療法もグレードアップして「輪投げ」の輪を掴んで「棒」に戻す作業、掴んでから肘を伸ばして「棒」の上に持ってくるのが一大作業、右手の操作では「何でもない動作」が麻痺左手を一定の高さで肘の維持、伸ばす作業が至難の業だ。



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