片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

長い距離・早い速度は諦め、軽量短下肢装具へ切り替え、楽に・綺麗な歩行!

2012-11-01 06:53:31 | 「リハビリ」

                                      

連夜の日本シリーズに熱戦に魅せられ、テレビ夢中の入院生活、”ボトックスリハビリ”も残すところ5日となる。 冷ややかな夜露が残るモノレール芝原駅へ至る散歩道、阪急電車「豊中駅」と結ぶ箕面街道と交差する交差点は歩道際に立っていても信号通過車の轟音に身がすくむ思い。
                                   

 昨夜の日本シリーズ第4戦日本ハムVS巨人 若い二人の息詰る20歳対決投手戦は手に汗を握り、久しぶりプロ野球の醍醐味を堪能する。
 体調を考え、最後まで観ることは出来ず、今朝の散歩後「さくらの図書館」にてインターネットを楽しむ。
 北の大地を代表するプロ野球に成長した「フアイターズ」の雄姿、規律のとれた一矢乱れぬ応援を展開する「札幌球場」フアン・・・正に日本一を決める決戦に相応しい好試合だった。
 入院リハビリも残すところ5日間となり、今後の「片麻痺との二人三脚」生活を考える。
 「麻痺上肢」・・・機能回復よりも、就寝中の「肩甲骨疼痛」、左手指の握り締め防止の二点に絞り、OT(作業療法)M先生ご指導の硬直防止体操に集中する。
 「麻痺下肢」・・・上肢・下肢機能全廃後、ただ一途「社会復帰」の一念で強引に、自己流で歩行してきたが今回のPT(理学療法)M先生の歩行指導で、麻痺足「踵」・「膝」機能の限界を知り、これ以上の「距離」・「速度」の飛躍は捨て、基本姿勢のゆっくり右足を踏み出し、左膝を伸ばし、麻痺足を振り出すを徹底したい。
 3年前「CI療法」で当院へ入院した際、誂えた3足目の装具、「距離」・「速度」を放棄するともっと短くて軽い装具での歩行も可能と考え、M先生と装具新調を相談する。
 11:00~12:00 PT(理学療法)60分3単位、5階「ナースステーション」前廊下で主治医M先生立会の元、PT M先生持参された軽量短下肢装具を装着して歩行姿勢の診断を頂く。
 病棟廊下は完璧なバリアーフリー、爪先が引っ掛かる恐れがなく、右足を踏み出し、麻痺左足体重移動も懸念されることはなく、麻痺足を振り出して一周歩行。

 先生は前後から、麻痺足の動きをチエック、元の位置に戻って「問題は無さそですね」、但し軽量短下肢装具は近距離・室内向きで、長い時間の外出には現在使用の装具が向いているとアドバイス頂戴する。
 PT M先生は病院備品装具は「踵」の動きを補助する器具装置「タマラック」が付いていないので、麻痺足の振り出しはスムースでないが装着するともっと楽な歩行が期待できると言われる。
 PT M先生の指導で廊下の手すりを使って、麻痺足に体重を載せ「膝」の曲げ・伸ばし練習に励む。麻痺足に体重を乗せ10秒の維持が可能になれば歩行改善に抜群の効果を発揮すると教わる、現在右足立ちは2分以上は可能なれど麻痺左足立ちは1秒も保てない。
 帰宅後の下肢リハビリの主眼点は麻痺左足立ちに絞り、先ず5秒を目標としたい。
                           
 練習後1階へ降りて病院一周コースを歩く、M先生は11/3~/5丹波青垣ハーフマラソンにご夫妻で参加されるお話を聴き、昔の篠山マラソンを想い出しながら、ランナーズ先生との出会いに不思議な「縁エニシ」を感じる。 
 14:00~15:00 OT(作業療法)3単位60分、本日担当療法士は昨年「ポツリヌス菌」注射入院でお世話になったTさん、退院時頂戴した「自主リハビリメニュー」を継続していたら麻痺左手の「摘み」・「離す」の細かい作業の効率がアップしていたと反省される。
 昨年と同じくテーブル上の「おじゃみ」二つを摘んで、肘を伸ばして離す作業、卓上「小ペグ」を親指・人差し指で挟み落とす。
 連続動作の「間マ」を置いて麻痺手を膝に戻し、両手首を組み合わせ柔軟にして右手の力を借りて4本指を反り返し、親指・人差し指の間を伸ばしてやるとスムーズに作業が捗る。
 肩に力を入れ全力投球しても機能回復には繋がらないことは明白、一本毎に手を膝に戻し、リラクゼーションを施し細かい作業を続ける。