CMについて

2006-08-21 01:28:30 | 日報
 この前、部活紹介Vのようなものを制作しましたが、その時には『編集技術ありき』の映像を作りました。それに対する評価が『編集は良かったけど、構図悪い』という評価でした。評価ではなくてむしろ感想か。
 構図なんて映像の一つのパーツであり、特に1分の映像に於いて、例え最高の構図で最高の編集を行っても、それが秀作であるとは限らない。あくまで構図が悪いというのは結果であって原因ではない。一応、映像に携わっているというのに指摘ではなく感想を言うなんてなんと馬鹿な答だと思いながらも、その映像に対して何らかの魅力が無いというのは事実だった。そこで、原因を考えてみた。
 いや、原因を考えた、というのは嘘であり、実はある本を読んでいてちょっと思ったのである。
 わたしは『CM』を作ったのである。だから当たり前だが宣伝するモノが有ったわけで、今回そこを間違っていた。私は『部』の紹介を作っていく課程で『人』を宣伝大賞にしてしまったのだ。それは部を構成する一つのパーツとしてではなく、それそのものを宣伝してしまったのだ。
 それが最初からハッキリと分かっていたとしたら、また全然違った作品にすることが出来ていただろう。その時点で私は誤っていたのだ。そして、『人』を『CM』として『コマーシャル』する事の難しさを知った。『人』というものは多かれ少なかれ『タレント性』を持っていながらしてCMはタレント性を出してはいけないのだ。
 一応、私の中で一つの仮説を導き出した。これが正解なのか不正解なのか。今度作る機会があったら試してみたいと思う。

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