No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

踏ん張らないから打てる、ナダルのパッシングショット

2008年06月11日 | 身体の使い方・打ち方
こんにちは。柳原です。

全仏オープン、終わりましたね。
男子決勝は、またもやフェデラーVSナダル。
フェデラーもクレーコートでの戦いがかなり進化していたので、
ひょっとしたら勝つのではないかと期待していましたが、
結果はこれまで以上の惨敗・・・
ナダルの方が、さらに進化してしまった感じでした。

ナダルの一番すごいところは、何と言ってもランニングパスですよね。
相手がエース級のアプローチでネットに出てきたところを、
ギリギリで追いつきながら、とても人間とは思えない、
まるで動物かのような動きで矢のようなパスを放ちます。

相手からすると、
「もう打つところないよ」
という心境になるでしょうね・・・

以前、身体の動きを習っていた武道の先生に、
このナダルのショットを解説してもらったことがあるのですが、
最後のボールを打つ瞬間、脱力し身体を崩しながらボールを打っているのですね。
それは、身体がクシャッと丸くなる様子を見てもわかります。

それに対し、一般プレーヤーは相手に振られてパスを打とうとするとき、
しっかり踏ん張った状態で打ちたくなるのですね。
そうすると、身体に力が入っているので、身体がクシャッと丸くならず、
ボールに追いつけなくなったり、良いパスが打てなくなったりするのです。

もちろん並外れたバランス感覚と最低限の筋力がないと
ナダルと同じようには打てないとは思いますが、
踏ん張らないない、そして力まないようにするだけで、
守備範囲がかなり広がると思います。
是非チャレンジしてみてくださいね。

<おすすめの本>

「心の翼の見つけ方」浜口隆則著
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僕のテニス仲間である浜口さんが新刊を出版されました。
浜口さんは、起業の専門家で、自ら会社(http://www.bbank.jp/)を経営されながら、
多くの起業家のサポートをしされています。

この本では、ご自身の今までの体験から、
”人は思い込みを捨てるだけで成長できる”
というお話をされています。

”自分にはできない?”
”失敗してはいけない?”
”仕事は嫌なもの?”
”運はコントロールできない?”
”お金は汚いもの?”
”自分らしさは悪いこと?”
”成功できないと幸せになれない?”
”人間は一人で生きている?”

人生でうまくいかないとき、
自分の努力が足りないからだと思ってしまいがちですが、
実は見えない思い込みに縛られていることが原因だったりするのですね。

この本を読んでみて、テニスも人生もうまくいかないときのパターンは同じだなぁと感じました。
気づきの多いとてもおもしろい一冊だと思いますので、
興味のある方は読んでみてくださいね。
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