No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

力を抜くタイミングは2回ある

2006年07月26日 | 身体の使い方・打ち方
先日練習をしていて感じたのですが、
力を抜くタイミングというのが大きく言うと2つありそうです。

ひとつは動き出し。
ラリー中に自分自身がどうなってしまっているのかを観察して気付いたのですが、
相手にボールを打たれた瞬間、身体が一度硬直します。
勝手に焦ってしまっているのか、早くボールに追いつこうとしているのかはわかりませんが、
とにかく身体が一瞬緊張してしまうので、
スムーズにボールのところへの移動ができなくなってしまいます。
逆にこの場面で膝や股関節など全身の力をフッと抜くと
すごく滑らかにボールへ入っていくことができます。

そしてもうひとつがインパクト直前。
ここでも強くボールを打とうとしたり、逆にすごく安全に打とうとしたりすると、
力をグッと入れたくなります。
この場面でも同じように膝、股関節をはじめ、全身の力を抜くと、
スムーズにラケットが走ってくれます。
通常とは逆の動きなのでイメージが難しいかもしれませんが、
ナダルが追い込まれたときに打つバックハンドのパッシングショットのような感じです。
打つときに身体が沈んで、やたらと体勢が低くなってますよね?
その動きです。
ナダルは激しい動きに中でその動作ができるところがすごいのですが、
それほど動かされない場面では我々も練習すればできそうです。

これらは二つとも、通常力を入れたい場面ですよね。
しかしそこで力みが発生して身体が固まってしまうようです。
入れたくなる場面で抜くから、うまくいくんですね。

一言で抜くといっても、実はそれなりに練習が必要です。
それにイメージすらできない人もいるかもしれません。
今後レッスンでもやっていきますので、お楽しみに。

と豪語してみたものの、僕も抜くことに関してはまだまだシロートなので、
本格的にこういった動きを習いたい人は是非和童塾に来て下さいね。