No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

走る力、崩す力をスウィングに利用する

2006年06月12日 | Weblog
全仏オープン、終わりましたね。
個人的にはフェデラーに優勝して欲しかったものの、
ナダルのプレーは凄まじく、優勝者として最もふさわしいプレーヤーだと思いました。

彼のすごいところは、なんと言っても走らされた後のカウンターです。
普通なら触れもしないボールに追いつき、
そこからさらにスーパーショットが放たれます。
こんなプレーヤーは今まで見たことがありませんよね。

注目すべき点のひとつは、そのカウンターを打つとき、
彼の身体が崩れているということです。
身体ごと乗り込んでいき、崩れていくときに発生する力を利用して
スウィングをしているんですね。

普通のプレーヤーだとボールに追いついた後、身体を安定させて打とうとしてしまいます。
これだと、せっかく動きの中で発生している力を利用できず、
もう一度ゼロから力を発生させ直さねばならなくなります。

全仏オープンの放送では、スーパースローでのリプレーも結構やってくれますので、
そういう視点で一度ナダルを見てみてくださいね。

それでは