霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

藤川

2018-01-08 22:48:52 | 東海道五十三次 版画の旅
これは人物東海道シリーズの一つで、木賃宿に憩う人達の表情がとても豊かに描かれています。特に老婆の話し声が聞こえてくるようで「そうかえ、道に迷いなされて今着いたのかい。そりゃあお疲れだね。」なんて言っているようでいいなあと思います。
破れ障子に崩れた荒壁や筵敷きのような囲炉裏端で、これから雑魚寝するのでしょうが、あばら家の下でも旅の疲れを癒す一夜となることでしょう。
仲間入りしたい気持ちにさせる絵です。

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