霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

みずほ生活(2:みずほ街道)

2017-10-29 16:28:02 | 南極の思い出
みずほ基地は内陸部調査の前進基地(camp)として1970年に開設されたもので、1978年に基地(base)に承認されました。
私達の隊では4期(2-4月、5-8月、9-10月、11-1月)に分けて補給や隊員交代が行われ、通年観測が実施されて10名の隊員がみずほ生活を経験しています。私は2期と3期に滞在しましたが、F隊員(雪氷部門)は通年越冬されました。
昭和基地からみずほ基地までの約270kmのルートは通称「みずほ街道」と呼ばれていて、私は1月(夏:往復路)、4月(秋:往路)、11月(春:復路)にこのみずほ街道を内陸旅行しましたが、面白さや厳しさは全く別の顔でした。写真下は夏旅行で街道上の赤い標識の旗を見つけた時(左)と、前の隊の隊員が途中まで出迎えに来てくれた時(右)のものです。
みずほ基地は1986年以降は閉鎖されて、現在はドームふじ基地の中継基地として使用されているそうです。