四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

オカトラノオとメスグロヒョウモンなど

2014-06-23 20:10:00 | 南多摩
6月19日
我が家のオカトラノオが開花したので、オカトラノオの咲く里山をみき♂の虫撮り友人帖のみき♂さんと一緒に歩きました。


シロシタホタルガ ※1

日陰の林縁沿いに観察していくと、色々な昆虫が静止していました。一際目を引いたのがこのシロシタホタルガ。よく見かけるホタルガは、白帯がV字型ですが、シロシタホタルガは横に真直ぐという違いがあります。深い紺色がとてもキレイでした。みき♂さんに即座に名前を教えていただきました。


オオミドリシジミ♀ 


同上 ※1

林縁の葉に止まり、半開翅のち開翅してくれました。
いよいよオカトラノオの咲く場所へ。日陰の場所ではあまり開花していませんでしたが、2ヶ所目では、色々な蝶が訪花していました。


アオスジアゲハ

アオスジアゲハは、翅を震わせて吸蜜するので、シャッタースピードを1/1,250に変更して撮影。淡い青緑色の筋が美しい個体でした。お気に入りの1枚です。


メスグロヒョウモン ♂♀♂

オカトラノオの3ヶ所目では、お目当てのメスグロヒョウモンが常時5頭前後、吸蜜・飛翔を繰り返していました。食事中は♂が♀に言い寄ることもなく、跨ぐように飛んで別の花に移動することも。この日は、10時過ぎから14時過ぎまで吸蜜モードに入りっぱなし。こんなことは今まで経験したことがありませんでした。


メスグロヒョウモン♀

この個体は破損もなくキレイでした。前翅表のブルーの色合いが際立つ角度での撮影は容易ではないですね。


メスグロヒョウモン♀

同一個体かどうかは分かりません。


メスグロヒョウモン♂ ※1

メスグロヒョウモンは敏感でなかなか接近できませんが、この時だけは斜め上からの撮影が果たせました。


メスグロヒョウモン♂

これも上と同一個体かどうか分かりません。


オオチャバネセセリ

オオチャバネセセリもオカトラノオに集まっていました。この日は、あちこちで見かけたので、ゆるやかに弧を描くような独特の飛び方が印象に残りました。


キマダラセセリ

キマダラセセリもオカトラノオの季節の常連さんです。


メスグロヒョウモン交尾

クリ林に行くと、交尾中のメスグロヒョウモン♀が♂をぶら下げた形(←♀+♂)でゆるやかに飛び立ち、クリの高い位置に休止しました。我々の接近で驚いて飛び立ったようです。最後になかなか見られない交尾シーンまで観察できたのは幸運でした。
クリはほぼ咲き終わり、実を付け始めた木もありました。


ウラナミアカシジミ

帰りの峠道の笹薮に風が吹き、そよぐ葉にウラナミアカシジミが止まりました。1枚だけピントが合っていました。

同行いただいたみき♂さん、色々とお世話になり有難うございました。

撮影機材
無印
カメラ : NIKON D7000
レンズ : Tamron SP Di AF 180mm 1:3.5 MACRO 1:1
※1
カメラ: NIKON D60
レンズ: AF-S Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED


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