暦 (編) ダイヤモンド社 1974/12/12
日本史小百科:暦 (近藤出版社) 1990/02/25
東京堂出版
天動説から地動説へ 国土社 1985/08/15 4刷
年・月・日の天文学 中央公論社 1973/05/01
日本人の天文観 NHKブックス 167 1972/10/20
太陽・月・星と日本人 雄山閣出版 1979/03/20 2刷
東京天文台台長を勤めた、広瀬秀雄である。戦時中から暦学に興味を持ち、近藤出版の「暦」でその集大成を行った。この分野での広瀬の先学には、「日本天文史料」を編纂した神田茂がいる。古文書に関する知識も相当なもので、史料編纂所の桃裕行とも交流があったようである。内田正男「日本暦日原典」の成立には相当の支援を発揮したと想像される。
実に幅が広い。コペルニクスという西洋天文学者から物理、数学、さらに古事記、はては民俗学までと、広瀬秀雄の興味は尽きない。たしか「関孝和全集」にも関わっていたし岩波の日本思想大系(近代科学、洋学)にも関わっていた。
わたしが暦法計算にのめり込んだ期間と、広瀬秀雄の生存していた期間とが、重複していないので、コレクション数は少ないが、手持ちの著作を眺めただけでも、奥の深さと広がりが感じられる。
2005/03/22 ものずき烏 記