two-Wishでは、文章読解力・作文力がすべての学力の基礎である、との考えから、
文章読解・作文力の育成を推し進めています。
家庭教師ほどにはきめ細かくサポートすることはできませんが、そのエッセンスを
インターネットを通じて多くの人に伝えたい、と思って、このブログで文章読解・
作文講座を書いてみることにしました。
もっとも、文章読解や作文については、本当にたくさんの書籍やホームページが存在
しますので、今さら?という感じもしますが、もしかしたらここに書いたことが
わかりやすい!という人もいるかも知れないし、少しは誰かの役に立つかも知れないので、
そうであったら嬉しいと思って書くことにします。
さて、第1回目は、文章読解力と作文力は連続したものですよ~ということから
お伝えしたいと思います。
作文力を鍛えるためには、その前に文章読解力を鍛える必要がある、ということです。
まずは文章読解力って何ですか?ということから。
two-Wishでは、文章読解力を、「たくさんある文章を読んで、何が言いたいのかを、意味が
変わらないように短い言葉で言い換える能力」だと考えています(図の①)。
つまり要約です。
要約が正しくできるためには、日本語の文法と論理力(ロジカルに考える力)が必要です。
日本語の文法っていっても、主語・述語、修飾語、接続語、指示語などの基本的な事柄が
正しく理解できていればOKです。
論理力は、書き手が何を言いたいのか、その大意を理解するのに必要になります。
読解力が身につくと、論理力が強化されるので、ちょっとした思考のための方法を身に付ければ
自分の考えだってうまく整理できるようになるのです(図の②)。
そうすると、とっても洗練された「自分の言いたい事」が出来上がることになります。
そこでようやく作文力の出番が来るのです(図の③)。
文章を書くためのスキルについてはいろいろな書籍等から調べることができますが、
残念ながら、そういうスキルだけでは作文力はあまり向上しません。
木から仏像を彫りだすことでたとえれば、それだけでは、工具を用意したに過ぎません。
良い工具があるから、良い仏像が彫れる、というわけではありません。
その木から、どんな姿の仏像を彫ろうとするのか、つまり作文で言えば、何を書きたいのか、という
「心=書きたいこと」が、まず先に明確になっていないとだめなのです。
書きたいことさえあれば、いくつかのことに気をつけながら、たくさんの文章を書くことで
作文力は自然と向上します。
うまく文章が書けない、という方の多くは、何を書きたいのかが明確になっていないだけ
なのです。
どうしたら自分の書きたいことをまとめられるか、については、いくつかの解決策があります。
そのうちの1つは、この後の講座で取り上げる予定ですが、別の1つの方法はとっても簡単です。
他の人の書いた本をたくさん読んで、その人たちがどういうロジックで、どのように伝え
ようとしているかを学ぶことです。
単に内容を理解するだけでなく、どのように文章を書いているかと言うスタイル
についても同時に観察するのです。
ということで、今回は、読解力と作文力についてお伝えしました。
次回は、日本語文法の「主語と述語」について書いてみたいと思います。
今日も読んでくれてありがとうございました。
Taji
文章読解・作文力の育成を推し進めています。
家庭教師ほどにはきめ細かくサポートすることはできませんが、そのエッセンスを
インターネットを通じて多くの人に伝えたい、と思って、このブログで文章読解・
作文講座を書いてみることにしました。
もっとも、文章読解や作文については、本当にたくさんの書籍やホームページが存在
しますので、今さら?という感じもしますが、もしかしたらここに書いたことが
わかりやすい!という人もいるかも知れないし、少しは誰かの役に立つかも知れないので、
そうであったら嬉しいと思って書くことにします。
さて、第1回目は、文章読解力と作文力は連続したものですよ~ということから
お伝えしたいと思います。
作文力を鍛えるためには、その前に文章読解力を鍛える必要がある、ということです。
まずは文章読解力って何ですか?ということから。
two-Wishでは、文章読解力を、「たくさんある文章を読んで、何が言いたいのかを、意味が
変わらないように短い言葉で言い換える能力」だと考えています(図の①)。
つまり要約です。
要約が正しくできるためには、日本語の文法と論理力(ロジカルに考える力)が必要です。
日本語の文法っていっても、主語・述語、修飾語、接続語、指示語などの基本的な事柄が
正しく理解できていればOKです。
論理力は、書き手が何を言いたいのか、その大意を理解するのに必要になります。
読解力が身につくと、論理力が強化されるので、ちょっとした思考のための方法を身に付ければ
自分の考えだってうまく整理できるようになるのです(図の②)。
そうすると、とっても洗練された「自分の言いたい事」が出来上がることになります。
そこでようやく作文力の出番が来るのです(図の③)。
文章を書くためのスキルについてはいろいろな書籍等から調べることができますが、
残念ながら、そういうスキルだけでは作文力はあまり向上しません。
木から仏像を彫りだすことでたとえれば、それだけでは、工具を用意したに過ぎません。
良い工具があるから、良い仏像が彫れる、というわけではありません。
その木から、どんな姿の仏像を彫ろうとするのか、つまり作文で言えば、何を書きたいのか、という
「心=書きたいこと」が、まず先に明確になっていないとだめなのです。
書きたいことさえあれば、いくつかのことに気をつけながら、たくさんの文章を書くことで
作文力は自然と向上します。
うまく文章が書けない、という方の多くは、何を書きたいのかが明確になっていないだけ
なのです。
どうしたら自分の書きたいことをまとめられるか、については、いくつかの解決策があります。
そのうちの1つは、この後の講座で取り上げる予定ですが、別の1つの方法はとっても簡単です。
他の人の書いた本をたくさん読んで、その人たちがどういうロジックで、どのように伝え
ようとしているかを学ぶことです。
単に内容を理解するだけでなく、どのように文章を書いているかと言うスタイル
についても同時に観察するのです。
ということで、今回は、読解力と作文力についてお伝えしました。
次回は、日本語文法の「主語と述語」について書いてみたいと思います。
今日も読んでくれてありがとうございました。
Taji