黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

サバイバーホリック

2005年07月29日 21時35分27秒 | Weblog
7月29日分の日記ということで。

 ちょっと気分的にげっそりしてきているのですが、何でそんな気分になるのかといえば、最近どーにもスーツのズボンが緩いな~と思っていたのです。何でかな~と思っていたら、単純明快、多分ウェストのサイズが少し落ちたせいでしょう。これまでよりベルトの穴を一つきつい方にしたら、それで大体丁度よいくらい。最近また体重が減ったかな~と思っていたら、顕著にこういうところで物理的証明が……。ただでさえ体重少ないわ、外に出るときはなるべく体が露出しないように気を使って袖裾の長い服着てるわ、そういう状態だと言うのにぃ。勘弁してください、私をプチころすおつもりですか? って、誰に文句言ったらいいのやらという状況ではありますけれど、と。
 そう言えばどうやら、電力会社と大手都市ガス会社が10月からの料金の値上げを決めたそうです。ここの所ずっと続いている原油高のせい、というのが一応の公式な理由として挙げられています。値上げ幅は、電力では、東京電力が標準家庭で1か月あたり91円、各電力が201~54円値上げ。都市ガス大手は、東京ガス96円、大阪ガス77円で西部ガスが68円の値上げになるんだそうな。参考基準としては、現在の料金は、東京電力が標準家庭で1か月あたり6,203円、東京ガスが同6,699円。いずれも、数値データやらはYahooニュースからかっぱらってきております。しかしまあ、ガソリン代も随分上がってきているというのに、ここにきてまた更に電気代やらガス料金やらまで上がってくるとは、世知辛いものです。せめて盛夏の7、8、9月を外したという辺りが、各会社のお情けというところでしょうか。これで水道まで何やかやで値上げしたりすると、もう暴動ですね♪
 しかしまあ、私ら一般市民にとってもこういう地味なところでの値上げはキツイものがありますが、企業にとってはこういう値上げは更に頭が痛くなりそうな話です。ただでさえ企業って~のはオフィスビル抱えてみたり、パソコンが何台も常時起動しっぱなしだったりという状況ですから、一ヶ月の電気代だって十万円単位になります。そこにきて電気料金やらの値上げがぶちかまされたりすると、ちょいちょいっとした割合の値上げであっても、見事に痛い金額にまで膨れ上がってくれやがる訳ですね。せっかく気張って「クールビズだ、クールビズだ」と音頭を取っていたのに、これではクールビズで浮いた多少の金額なんぞ、この値上げでほとんど持っていかれてしまうんじゃないかな~とか。服装だけは軽くしたけど冷房温度は上げてない、ってな会社も多かったでしょうから、むしろマイナスが増えるだけか。
 しかももっと楽しいことに、石油元売り最大手の新日本石油は、ガソリンの卸価格を8月出荷分から7月に比べて1リットル当たり3.1円引き上げるという発表を……。他の元売り各社も引き上げを決めているそうで、レギュラーガソリンの店頭価格はすでに125円を突破しているにも関らず、8月から更に値上がりすることは確定的。水道じゃなくて、同じ液体ものではあるけれど、ガソリンが値上げですかそうですか。なお、数値データその他はやっぱりYahooニュースから拝借。これだけのことがあったんだから、今度こそ「立てよ国民!」とか何とか煽り立ててみたりとかしてみても良いのかも知れませんが、まあ面倒を助長させるだけなので止めておくとしまして。それにしても、このあちらこちらに影響の出てくる原油高、どうにかならないものか。ぼちぼち掘りすぎたのか、どこかが出し渋っているのか、さてどうなのでしょうねぇ。

 ふと、自分は結構な仕事中毒者の類なんでないのかな~とか、最近になって思うようになりました。別段誰かに何か言われたとかいう話ではないのですが、まあ多分今日から読み始めている『思いちがい辞典』の影響が無いとは言えないでしょう。ま、それはさておくとして。仕事中毒者なんて言うと、バリバリと仕事をしすぎてぶっ倒れるような、一種「有能すぎる」人というようなニュアンスで受け取られることがありますが、私自身が今言っているのは、仕事そのものに関して有能か無能であるかと言うところは完全に無視して、手持ち無沙汰で何もしないでいるという状況を受け入れられないような人間のこと。つまりは、常に何かしていないと落ち着かないだとか、忙しくないと気が気でない人だとか、余暇を休みとして休むことができないような性分の人ですね。
 何かしら常時やっていないと、どうにも不安になってしまって疲れてしまう人種。ついでに言えば、常時何かやっているのでやっぱり疲れてしまう人種。どっちに転んでも疲れきってしまって、結局は気も身体も休まる時がなくなってしまうような、強迫観念に随時常時追われ続けてしまっているのが、仕事中毒者の典型的な所でしょう。日本語で仕事中毒者とか書くよりは、横文字カタカナでワーカーホリックとか書いた方が、何となく響き的に良い感じですな♪ ってまあ、音符マーク付けてみてもしょーがないのですが。いずれにせよ、神経質すぎる人だとか、真面目すぎる人だとか、後は完璧主義や潔癖症の人なんかが、こうしたワーカーホリックになりやすい性格であるように思います。
 いっそもう、「仕事」中毒なんて表現は止めて、「人生」中毒なんてのは如何でしょう。もしくは、「生存」中毒。横文字にするならば、差詰めサバイバーホリックとかでしょうか。生きていることそれ自体に中毒を起こしてしまうような、もう人生そのものに中毒症状の伴う過敏症の最たる所。特定の化学物質であるとか、ハウスダストであるとか、仕事に対してであるとか、異性に対してであるとか、そんな生やさしいものではありません。もう人生そのものに対して過敏症が出てしまう、すなわち随時常時過敏症が絶賛発動中というこの上なくキッツイ状態です。ああ、何か自分の事ながら、言ってて悲しくなってきましたよ♪
 私自身の場合、本当に気が休まるのは、本を自室で一人で気兼ねなくどっぷり読んでいる時か、眠る寸前に意識が死んでいくようなあの感覚を味わっている間か、そのどっちかという感じ。ああ、人生中毒にプラスして読み狂いまで加わってしまう訳ですから、もう一病息災じゃなくて二病息災。どっちかってーともう、一秒撃砕って感じで吹っ飛ばして欲しいくらいの気分になることもしょっちゅうですが、それでも生きてる辺り、割と人間って頑丈なんだか臆病なんだか、それともごっきーなみにしぶといのか。でもあれですね、うす暗い所でごそごそがさがさ本読んでるとか籠もってるのが好きって辺りは、本当にゴキブリそっくりです、私。あ、でもごっきーにはある繁殖力すら私にはまるっきりですから、ごっきー未満か私。
 さて、ろくでもない結論が導き出された所で、それじゃあ人生中毒になってしまっている人はどうすりゃ良いのかという話になります。身も蓋も無い言い方をすれば、これに対する回答は、私からは「どーしよーもないわい」というものにしかなりません。言ってしまえば、もう「どーしよーもない」ものだということを踏まえた上で、「諦める」しか無いだろう、というのが私の考え方。もういいや、どーでもいいや、どーにもならん、で大雑把に片付ける癖を付けていくことで、多少なりとも鈍感になることが出来るかも知れません。人生そのもの、生きていることそれ自体に過敏になってしまうのであれば、思考のスタンスを多少なりとも鈍感にしてやれば良いのではないか、ということではあるのですが……。まあ、これも実際には、あまり良いとも言えないかも知れません。
 諦めるって~ことは、非常にネガティブなことである場合もあります。無論、これは無理という意味合いで無理をしないという調整の意味合いでのギブアップもありますし、むしろ一つ諦めることで別の一つを得るという積極的選択によるギブアップだってあります。ただ、疲れてしまっている時の「諦め」というのは非常に不安定なものであって、かつネガティブな方向性へ思考が陥りがちになります。そのギブアップが例え世間一般から見てネガティブとは取られないようなものであっても、本人にとってはネガティブなものとして意味づけが勝手になされてしまいかねません。従って、鈍感になれという思考方向それ自体はまあ良いとしても、もうちょっと方法を考え直す余地はあるようですね♪ というところで、小ネタお終い。

 最後はもう、今更に断りを入れるまでもなく、いつもの通りにいつものやつを。今日も今日とて、朝っぱらから別役実の『思いちがい辞典』を読んでおりましたが、これまた今日一日で読み切る辺りが妙に最近のペースアップ度合いを示しているような気がしたりしなかったり。単純にここ最近読んでいるものが、割とページの少なめのものであったか、もしくは私本人の趣向にやたらと合っていたためにペースが上がりやすかったかのどちらかだろうとは思いますが。まあしかし、ぼちぼちここらで時間のかかりそうなやつに手を回してみるのも良いかも知れません。頃合い的には海外物に一旦戻ってみても良いかも知れませんし、ぼちぼち京極夏彦の次を買ってみても良いんじゃないかな~とも。さて、どうしよう。
 月末に来て一気に帳尻合わせとばかりに本を買い足し買い足ししていますが、今日も今日でまたしてもコミックスを買い足してしまったりとか。でも、買うのが『宵闇眩燈草紙』の五巻六巻というならまあまだ私の趣向から見れば分かりますが、その二冊と一緒くたに『苺ましまろ』の二巻とかぼつっと混ぜるのは止めませんか自分? もの凄く訳の分からないミスマッチ度合いですが、何げにどっちも電撃コミックスからでているという共通点はあったりするのですよねぇ。あまりに雰囲気がちがいすぎますが、どっちにせよ余程の物好きでないと買わないという所に関しては一緒かも知れません。両極端な物好き度合いですけどね、これは……。
 この辺に合わせて、更に買っておいてまだ温存している『ヨコハマ買い出し紀行』の最新刊だとか、『神戸在住』の四巻目だとか、もしくは『ブラッド・アローン』の二巻目とかがありますし。この土日はまた、それなりに充実して休めそうな気がします。どうにも先週先々週はまるっきり土日に休めませんでしたから、今週こそは死んだようにぐったりべっちゃりと墓穴に……じゃなかった、墓石の下に……でもなかった。うす暗い自室の片隅で、ごっきーのようにもさもさごそごそやっていたいものです。ああ、何て素敵なネガティブライフ……。人間、諦めがついてしまうと、こういうナマモノな生活で満足するようになってしまうのですよ。皆々様方、くれぐれもお気を付けなさいますように。

〈今日も独り言〉
さて~、三日連続でレビューも更新、と。今月でどこまで行くかな?

それでは。

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