黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

サドルの話でも

2014年01月25日 19時59分08秒 | 自転車
1月25日分。

 

 毎度。とりあえず体調・メンタルとも耐えられる状態だったので、毎週の通りにロードバイクでの走行へ出向いてきました。幽霊です。コースは完全にいつも通りで、府中から多摩川の上流向かいに、武蔵阿蘇神社まで。往復67kmほどの道のりですね。
 ……で、なぜか昨日の記事を下書き状態のまま放置してしまって、完成投稿しておらず反映されない状態になっておりました。それにさっきようやく気が付いて修正しましたが、そのお詫びというわけでもないのですが、今日は走行中ついでの写真がちょっと多めです。

 

 

 いつもの通り阿蘇神社まで走ってきておりますが、例によって人が少なくて良いですね、ここ。静かだし、あまり余計な人目を気にしなくても良いので気楽です。と言っても、神前なので、鳥居をくぐる前にヘルメットとサングラスとグローブは外していますし、バイクからは降りていますけれども。

 

 

 

 縦構図3枚、例によってこれも阿蘇神社にて。石塔をこのアングルで撮ったのって、初めてです。結構面白い……。なお、この角度だと自分が下に入り込んで見上げるというのが出来ないので、カメラだけ石塔ギリギリまで持って行って、画面見ずにオートでピント合わせさせてカシャリしてます。
 しかしまあ、おみくじのある神社って、境内のあっちこっちに引いた後の紙が結んでありますね。今は新年早々ということもあって、枝の先どころか枝の元辺りまで結んでありました。ついでに、なぜか結んであった三枚目のお守り的なサムシングは、仕込みでもなんでもなく本当に結んでありました。いやこれ、お守りじゃなくて携帯のストラップ?

 

 

 写真はここまで、最後は羽村堰の水門です。水色のは、水門の下側から放出する水量の調節弁か何かのようですね。もうちょっと近寄って見上げるように撮りたい感じだったんですが、水門の上にあるだけに近寄れず、これが限界。

 えー、今週の我が家のお嬢様のお写真は上に貼ってある通りですが、よーく見ると……またサドル変わってます。ええ、もう最近新しいのに手を出すことに、あまりためらいがなくなってきました。しかも今回は、結構変な形のサドルで、かつ聞いたことのないメーカのサドルだったりします。
 ちなみに、紹介のサイトはこちらです。この中の「611 active」というモデルで、一応、2010 ユーロバイクアワード金賞受賞モデル……らしいです。何かしらネットでサドルを検索しているときに、何かの拍子に引っかかったものだったかと。まあ、面白そうだったのでアマゾンでぽちっとしてみたんですが、実戦投入は例によって今回が初。
 ただ、さすがにかなり珍妙な形してるので、昨日届いたところで、ローラー台で五回六回くらいセッティングをやり直しました。何か一般的な形から結構外れてるので、どこを基準にして合わせていいんだか分からなくてどうにも……。まあ、結果的に、今の位置でひとまずよさそうです、多分。
 若干だけ坐骨が痛い感じはしますが、先週のアレに比べれば大分楽。加えて、実は股間部分にくぼみが設けられているので、尿道の痺れは一切出ませんでした。しばらくはコレがメインで行けるんじゃないかなーというところ。ひとまず、サドルさがしは一旦ここでお終いにして良さそうです。

 ……で、サドルの話。ロードバイクのパーツ選びで、一番泥沼化しやすいのがこのサドルに絡む部分で、合う合わないの個人差が一番大きいのもここです。上級者は既に自分の好みがはっきりしているので、あんまり迷わないのでしょうが……。私程度のドシロートだと、延々迷って結局、どれがいいんだ? になりがちです。
 あくまで参考程度にってことになりますが、ぼちぼち10個くらいサドルを試してみた後なので、ちょっとくらいこれから選ぶかも、という方の役に立てばと。

 おおよそのサドルのタイプとしては、A.クッションの厚みのあるなしと、B.座面が平らであるかどうか、C.それから穴か溝のあるなし、くらいで分類が出来ると思います。加えてサドルの幅が色々違ったり、穴や溝のサイズが違っていたりと色々差はあるんですが……そこまで書いていると無駄に長くなるだけなのでカット。
 それぞれの要素での影響は、大体次のような感じです。

A.クッションの厚み
 座っている間の快適性全般に影響する他、坐骨の痛みに影響しやすい部分。当然、クッションが厚い方が快適性は高めの傾向がある代わりに、クッションが厚すぎて股間がサドルに沈み込んでしまうと、かえって股擦れが起こりやすくなるので注意。
 また、クッション性が高くなることは、ペダリング効率の低下と引き換えになることにも留意。要は柔らかいものの上に座っていると、力が逃げてしまいやすいという話。

B.座面が平らであるかどうか
 お尻の形に合うかどうかと、走行中にお尻の位置を固定して走るかどうかで選択が変わってくる。平らなサドルほど走行中にお尻を前後に移動しやすい、という部分でメリットがある。逆にお尻を支えるように後端が上がっている形だと、サドルでのベストポジションの範囲が狭くなる代わりに、ベストポジションでの安定性はかなり高くなる。

C.穴や溝の有無
 男性の尿道の痺れであったり、もしくは女性でも陰部とサドルの接触に関連する部分。溝もしくは穴があった方が楽というケースは多い代わりに、穴や溝があることでサドルの座面の面積が減るため、他の部分に重みが余計にかかってしまうことにもなる。

 それぞれの要素での影響は、ざっとそんなものでしょうか。とりあえず、私が試してみたことがあるか、見たことのあるサドルで、上の六分割に該当しそうなものの製品リンクを貼ってみます。

(1)クッションの厚みあり・座面が平ら・穴や溝なし
 →フィジーク アリオネ

(2)クッションの厚みあり・座面が平ら・穴や溝がある
 →フィジーク アリオネバーサスX

(3)クッションの厚みなし・座面が平ら・穴や溝なし
 →サンマルコ ゾンコラン

(4)クッションの厚みなし・座面が平ら・穴や溝がある
 →スペシャライズド トゥーペ

(5)クッションの厚みあり・座面が平らではない・穴や溝なし
 →フィジーク アリアンテ

(6)クッションの厚みあり・座面が平らではない・穴や溝がある
 →フィジーク アリアンテバーサスX

(7)クッションの厚みなし・座面が平らではない・穴や溝なし
 →サンマルコ コンコール

(8)クッションの厚みなし・座面が平らではない・穴や溝がある
 →スペシャライズド ローミン

 ……といったところで、3つの要素のそれぞれの組み合わせに該当しそうなものを、大雑把にピックアップしてみました。紹介しているメーカがかなり偏っているのは、私の使ったことのあるものか、使ったことのあるメーカに偏重しているだけですね。なお、この中だとバーサスXシリーズは使用経験がなく、スペシャライズドのトゥーペも未経験です。それ以外の5つは手持ちありで、最低1回は実戦投入経験あり。
 常用しているのは、フィジークのアリオネかアリアンテですね。なので、上の一覧からだと(1)と(5)に該当します。クッションに厚みがある程度無いと辛いので、フィジークのサドルの使用率が高くなります。
 なお、上の分類に該当しないようなサドルも色々ありますね。ある意味、今日うちのお嬢様に装備していたSQlabのサドルも、結構変な形なので分類に困りますし。

 あくまで個人的な感想ですが、まだロードバイクでの走行経験が少ない方には、クッションのある程度厚いものの方が良いようには思います。走る時間自体をまず伸ばしていく必要がある時期なので、不快感をなるべく減らして乗ることの方が大事かな、と。座面が平らかどうかと、穴や溝の有無はまだあまり考えなくて良いかも。
 とりあえず、一番最初は完成車(フレームだけじゃなくて、諸々一式揃った状態で売っているロードバイク)についているサドルをしばらく使ってみて、そのサドルで何が不快感もしくは痛みの原因になっているか、がある程度分かってくると選びやすくなります。
 私の場合、一番ネックになるのが坐骨の痛み。ぶっちゃけ脚力不足の影響なのでしょうが……そこを何とか、クッション性の高いもので誤魔化す必要がある、と。尿道の痺れは若干あるにせよ、そっちよりもまず坐骨の痛みの方が優先度が圧倒的に高く、走行距離と経験値を伸ばすにもとりあえずは痛みを減らしたい。という思考の結果、行き着いた先はアリアンテとアリオネでした。
 サドルは本当に人それぞれなので確たることは言いにくいのですが、かなり楽をしやすいサドルということであれば、フィジークのアリアンテがお勧めはしやすいように思います。まあそも、サドル位置が高すぎるとどんなサドルでも痛みますし、前後の位置を調整するだけでも変わったりしますので、サドルの買い替えよりもポジションの調整が先、というのがこの手の話での大前提なのですけれども。

 ……ということで、延々と長くなりましたが今日はこの辺で。
 ではでは。ひゅう、どろん。

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