黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

パーキンソンコラッソン

2007年07月18日 21時18分10秒 | Weblog
7月18日分。

 あー、なにやら普通は今頃の時期にボーナスの支給があるもんなんだなーと、かなり遅まきに気が付いた幽霊です。うちの会社、どうも明細を渡すのが異様に早いようで。今年は大手企業だと90万円台とか恐ろしい数字が発表されてますが、それってどんだけの大手やねんと。私? その半分にもいきませんわよぅ。まあ、社会人三年目だし、会社もまあ大企業なわけでもないし。そんなもんかなーと思いつつ。
 しかしまー、90万かー。夢のある数字じゃありませんか。諸々税金だのでさっ引かれるんだろうけれども、まあそれは考えないことにして。色々買えそうじゃありませんか。汚れてきたワイシャツを買い換えるとか、穴の空いたパンツを買い換えるとか、スーツをクリーニングに出すとかさ。……あれ、それ、別にボーナスが出なくても良いようなレベルの買い物じゃね?
 結局、私の価値観というのはそーゆーもんだってことですな。

 本を読んでいたら、「パーキンソンの法則」とゆーやつに行き当たった。パーキンソン病とは関係がないんだそうで、その内容は、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」(第一法則)、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」(第二法則)というもの、だそうだ。ちなみに、この部分の説明はウィキペディアより引用しているのであしからず。これにはコンピュータ絡みのバリエーションもあって、「データ量は与えられた記憶装置のスペースを満たすまで膨張する」んだそうな。同じくウィキペディアより引用。
 第二の法則の方はなかなか耳の痛いところで、つまりはまあ、どんだけ収入があっても、それに伴って支出も増えるんで、大概はみんなして足りない足りないと言うハメになりますよという感じだろう。収入が増えると、どうしても気が緩んでお金の出方も緩くなりがちらしい。お金を貯められる人というのは、つまりはこういう部分で第二法則がちょっとばかり適用外の人なんだろうかと思ってみたり。
 まあ、そんなお金の話はともかくとして。大概の事柄において、余剰がある場合には、すぐにその余剰は埋まっていってしまうものだと言える。まだ時間があるからと後回しにしていると、気が付いたらもう時間ギリギリになっていて間に合わない。書類を入れておく引き出しは、何段あってもすぐに埋まってしまう。余裕を持っておいた筈の予算は、ふと気が付けば予算外の何かしらが増えていて、結局足りなくなっている。人手を増やしたから楽になるかと思ったら、その分別の仕事がいつの間にやら増えていて、結局また人手不足になる。
 むしろ、余裕がない余裕がないと大急ぎで何とか終わらせてみると、あれ何だまだ時間があったじゃないかということがある。でも、まだ余裕があるからと思っていると、期限より早く終わるということはあまりない。人間、こういう状況は、人間に特有のものだと思う。機械にやらせれば、一定のタスクは一定の時間もしくは費用もしくはエネルギーを費やすことで、ほぼ確実に完了される。機械が故障したとか、不調になったという場合は除くけれども。機械に一時間一つのタスクをやらせたとすれば、六時間あれば六つのタスクが終わっていることになる。でも、人間にやらせると、多分六つは終わっていないだろう。もうちょっとで終わるくらい、と言うことが一番多いと思う。
 ただまあ、面白いことに、実は五時間で六つを終わらせなければいけないよと言ってあったり、もしくはタスクは七つだよと言ってあったりすると、案外五時間で片付けていたり、七つを終わらせていたりする可能性はないではない。機械では、まずこういうことはあり得ない。わざわざ仕事で機械ではなくて人間を使うのは、つまりはこの五時間や七つの効果を期待してのことなんだろうな、とか。でも、実際には六時間で六つは終わっていないというのが普通の話。まあ、かっちりした人なら、六時間かっきりか、五分オーバーくらいで六つを終わらせるだろうけれど。とっても真面目な人ならば、五分前に六つを終わらせているかもしれない。
 余剰というのは無駄になってしまうこともあるのだな、とか。昨日のブログのネタにちょっとだけからめて、考えてみたり。

 ちなみに。お金がないお金がないと言っている人は、じゃあどうしてお金がないのですか、ということを考え直してみると良いかも。大概、どこかしらに無駄があるものだから。入ってくるお金に余剰があるので、無駄が出ていても結果的にはまかなえてしまう。だから、無駄が出ていることに気が付かない。気が付かないままお金がそこから出て行って、結局足りなくなってくる。
 その出費は、なくてもいい程度のものではないですか? 携帯料金は、もうちょっと使用状況に合ったプランが何かあるかも。駅までバスに乗らなくても、五分長く歩けば行けるんじゃないかしら。いっつもお父さんおかずを残すのよねぇ……。このバッグ、買ったは良いけど一回も使ってないんじゃないかしら。まあ、そんな具合に色々と、無駄があるという前提に立って考えてみると、結構無駄だなーというのが出てくると思う。無駄があるという前提に立って考えてみて、あらしまったこれは無駄だわと自分で意識する。そうしなければ、無駄な出費というやつは、なかなか減らないものなのですな、これが。
 それで一ヶ月に千円も浮いてくれれば、一年で一万二千円。ちょっとしたお洋服くらいは、買えるようになりますよ。

読み:文庫『簡単に断れない。』
買い:なし
途中:なし
月次読破:10冊(文庫7冊、コミックス3冊)
月次購入:5冊(文庫2冊、コミックス3冊)
通年度購入:74冊(文庫41冊、コミックス33冊)
通年度読破:79冊(文庫46冊、コミックス33冊)

それでは。