黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

強制ウォーキング

2006年02月20日 22時27分52秒 | Weblog
2月20日分。

 朝っぱらから三十分の高速ウォーキングをするはめになったりした訳だが、そんな二月も終わりに近付きつつある今日この頃、皆様如何お過ごしだろうか。朝に中央線に乗って総武線に乗って新宿まで出向いてきてみれば、何故か山手線外回りが止まっている罠。内回りは普通に動いていたから大丈夫かと思ったら、たまたまホームにいた外回りの電車に乗ってみても動かない。おんやと思いつつ車内アナウンスを聞いてみれば、どうやら線路に異常があったとか何とかで外回りがずっと止まっていた様子。あらあらまあまあ。さてどうしよう、選択肢としては西武新宿か、中野まで戻って東西線か、バスか、タクシーか。
 しかしここで更なる別の選択をするのが、とわいらいとくおりてー。すなわち、「歩く」と。山手線で二駅だからまあ、歩けないことも無い。一年前は週に何日か、池袋から新宿まで歩いて帰ってきていたのだから。と言うわけで、朝っぱらから高速で歩く歩く歩く歩く猫アルク夜歩く……違う。ともあれ新宿駅を出たのが八時二十五分くらい、会社に滑り込んだのが八時五十五分。始業は九時だから万事オッケー間に合った。ただ、取り敢えず次にこういうことがあった場合は、西武新宿に乗ってこようと思ったわけだが。ちょっと心臓に悪い。しかしまあ、昨日に引き続いて足をよく使うものだ。昨日に多少歩いていたお陰か、調子は良かったが。
 インフルエンザ食らって倒れて足が細くなったな~とか思っていたら、その翌週には連続して強制ウォーキング敢行。何この無料スポーツジム。毎朝の通勤ラッシュもあるし、たまにこういう強制ウォーキングもあるしで、早くも足の調子は元に戻ってきているようだ。回復力が高いのは有難いが、その分ここ一週間はやたらと燃費が悪い罠。インフルエンザ中に固形物を食えなかったのが嘘のようだ。取り敢えず歩いていて思うのは、結局はこれが一番効率の良い運動手段なんじゃなかろうかということだったり。十分を過ぎたくらいから全身暑い暑い。重装備していたのが裏目に出まくりで、汗びっしょり。途中からマフラー外してコートも前開けて、空冷全開ですよ?
 歩いて歩いて気分は良いが、それは午前中の今だからであって、こりゃ~午後になったら眠いんだろうなぁとか、仕事が一山先週末に終わってほっと一息サボりつつ思う。そういえば、案外、歩くのは嫌いでもないらしいと気が付いてみる。自転車も多少好きだ。乗るときはできれば、それなりのMTBなりクロスバイクで高速巡航したいものだが。歩くという全身動作は面白いなぁとか、一分を争って信号が点滅するたびに突っ走ったりして脳みそがアドレナってる状態で、訳の分からん思考にはまっていたのであった。朝から何でこんなにバタバタしてるんだ、今日は。そういや、土日の二日連続で睡眠時間が足りてないような……あれか、寝不足で脳みそがいかれたか。

 フィリピンのレイテ島で大規模な地滑りが起こり、土砂で村が埋まると言う災害が起こったものらしい。この土日はあまりテレビも見ていなかったので、そんな話が出ているとはまるで気が付いていなかった。最初はまたどこかで地震でもあったのかと思いきや、二週間降り続いた大雨による地滑りだったようだ。村の小学校も土砂に呑まれており、「中にいたとみられる児童246人と教諭5人は行方不明のまま」であるという。ただ、既に発生から三日目に入っており、ここを越えると生存者発見率が大幅に下がると言うから、この小学校の児童救出は絶望的かとの見方が広がっている模様。
 別の共同通信のニュースによれば、「被災地の土砂は最大で約10メートルの高さになっており、現地災害対策本部などによると、これまでに70人以上の遺体を収容。被害の最も深刻だったギンサウゴン村だけで約1400人が行方不明になっていることが確認されている。周辺の住民らを含めると、最終的な犠牲者は2000-3000人に達する可能性が高い」とのこと。この地滑りの原因の一つとして、森林が大幅に減少したためではないかという指摘がある。こちらの話は参照先の方でアドレスを貼ってあるので、本文はそちらを読んで頂くことにして割愛。フィリピンでは三十年で五十パーセントを超える森林が消滅している、という部分だけここでは引いておくことにする。
 森林は根を張ることで地盤を支え、天然のダムの役割を果たしている。地盤はかなりの量の水を溜め込んでいるから、これを支えるものが無くなってしまうと、地滑りが起きることになる。加えて森林は二酸化炭素を吸収してくれるし、逆にこれを伐採すると溜め込んでいた二酸化炭素を大量放出してしまう。とまあ、そういった話が持ち上がってきたのは割と最近になってからの話で、以来、日本企業も必至になって環境アピールをする意味合いでも、植林などを進めている。マングローブを植えて回っているのは、さてはてどこの話だったか。タイ辺りでは、日本人が食べる海老の養殖のために、マングローブの林を伐採してしまったというような前科もある訳で。
 そんなこんなで、先進国は一気に方針を変えて環境を重視するようになったが、これがまた今度は途上国には納得してもらえない。伐採や焼畑をやめろと先進国は言うが、途上国にしてみればそれを止めると自国の収入が落ちる。これまで同じようなことをして発展してきた先進国は、途上国にはそれを止めろと言う。自分達だけ発展して置いて行くつもりか、とまあ感情論的に言えばそういう話。違法な伐採によって調達された木材は、結局はどこへ行くのかと言えば、先進国なり中国なりに吸い込まれていく。吸い上げるだけ吸い上げておいて先進国は何を言いやがる、という感じだろう。持続的な発展とは言うものの、なかなか難しい。
 地球と言う天体の単位として見た場合、人間の影響なんぞは大したものではない、という指摘もある。実際問題、人間の歴史はせいぜいが何千年単位だが、天体は億単位の年で動いている。それを考えれば些細なものだ、ということ。その辺りをかんがみれば、「地球環境のため」というのはお題目であって、結局は「人間のため」という話。まあそんなもんだよなぁ、と。しかしまあ、人間の住みやすい環境ってのは、果たしてどんなもんかいなと疑問に思わないでもない。平日は都心のオフィス街、休暇はキャンプ場というのが理想なのかどうなのか。取り敢えず、あたたかい布団に潜って眠っていられるのが、私には過ごしやすい環境なのだが。この引き篭もりめ。
(ネタ元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060220-00000007-maip-int)
(参照先:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060220-00000002-san-int&kz=int)

 ちょいとばかり、『不思議の国のアリス』を読み返してみたりしている。短いので一日で読み切れるのが有り難い所だが、単に『鏡の国のアリス』を読み忘れていたのを思い出したので、『不思議の国~』の方はどんなんだったもんかいなと読み返してみた所。取り敢えずナンセンス、取り敢えず不条理、そして取り敢えず面白い。角川文庫版なのでかなり注などは割愛されているそうだが、それでも面白い。ただ、英語のシャレの類は一定注を残しておいてくれているようで、これがないと訳が分からなくなってしまう罠。
 ともあれ、これで明日は『鏡の国のアリス』へ回れる筈。さてさて、究極のロリコン童話作家、ルイス・キャロルのアリスの二本目は、どんなもんであろう。そして今更気が付いた。前に読んでいたはずなのに、『不思議の国のアリス』のレビューが抜けているらしい。明日にでも、『鏡の国~』を読み切ったら追加しておこう。

読み:文庫『不思議の国のアリス』
買い:なし
途中:なし
文庫累積読破:文庫10冊、コミックス0冊、その他1冊
累積購入:8冊

それでは。